まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

交流戦観戦記・大石監督代行で初勝利!

2008年05月25日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

大阪でのカープとの接戦を落として交流戦3連敗となったオリックス・バファローズ、舞台を横浜スタジアムに移してのベイスターズ戦である。

P5250883関東は昨夜から雨が降っており、今日も朝から雨。おそらく中止だろうなと思いつつ天気予報を見ると午後から回復の兆しがあるとかで、それならばということで出かけるだけ出かけてみる。すると横浜まで来たら運良く雨がやんでおり、試合開催には問題ない。

P5250939何でも今日は「横浜開港記念特別ゲーム」ということで、内野指定席のエリアがネット裏、ベンチ上なども含めて一律2000円、外野席も1000円とお買い得になっていた。普段ならレフトスタンドに行くところ、せっかくの機会なので指定席に入ってみる。指定のエリアも選択できるとのことで、横浜スタジアム独特の、フェンスが極端に低くなっているエリアを選択。通常ならば5500円の席というが、本当、ネットの障壁がないので選手の表情などもより近くに見える。

午前中雨だったこともあるし、リーグの最下位を行くチーム同士の対戦というせいか客足が鈍いように思えたが、試合が始まる頃には一塁側からライト側もほぼ満席になるなど、そこそこの入り。私の周りの一帯は、ベイスターズとバファローズファンが混在した状態である。

P5250935横浜開港150周年関連イベントの親善大使を務めているというリサ・ステッグマイヤーさんの始球式で試合開始。

P5250949さて先発は、横浜・ウッド、オリックス・中山。ウッドは先発ローテ投手だがいまだ勝ち星がなく、中山はコマ不足から先発に回った投手。それにしても、普段パ・リーグやBCリーグなど、DH制のある試合を観戦しているので、「9番・投手」というのには少し違和感があるな・・・。

P5250947さてオリックス打線がウッドの立ち上がりをとらえ、初回、2回とチャンスをつくり攻め立てる。ただ得点は2回の坂口のタイムリーによる1点だけで、残塁やら牽制死もあり何だかすっきりしない。

P5250950一方の中山、初回こそ3者連続三振と最高の立ち上がりだったが、2回に先頭の村田にバックスクリーン横に運ばれ、1対1の同点。この後も、金城のセカンド後方へのフライを「お見合い」で2塁打にしてしまったり、連続四球でピンチを招くも、何とかしのぐ。続く3回には内川のレフト上段への一発で逆転を許し、2対1。その後もヒットで出塁を許すが、結局この1点でしのぐ。中山自体はいつ打ち込まれてもおかしくなさそうな状態であったが、横浜打線の拙攻に助けられたというか。これも状態がよくないチーム同士の対戦だからだろうか。結局中山は5回の攻撃時に代打を送られ、4回で降板。

P5250981中盤は立ち直ったウッドと、中山の後を受けた本柳、清水が相手打線を抑え、2対1のまま雰囲気的には横浜がこのまま逃げ切りそうな感じだった。球数のためか、ウッドは6回1失点で降板し、7回からは吉見が中継ぎ登板。この投手、かつてはローテーションに入っていたのではなかったかな??

P5250982結局この継投がオリックス打線にとって吉となった。日高を2塁に置いて、清水の代打・一輝がライトフェンス直撃の2塁打を放ち、ようやく2対2の同点。一輝は交流戦開幕の阪神戦で逆転のタイムリーを放った選手で、この起用はラッキーボーイ的である。その後2死1・2塁となり、代わった横浜・加藤からカブレラが勝ち越しのタイムリー。続くローズ敬遠で満塁となり、北川が2点タイムリーで、一気に5対2と試合の流れをオリックスに引き寄せる。この後さらに後藤が2点2塁打を放ち、7対2。何だかたまっていたものが一気に爆発したかのような攻撃で、私も含めてだが、周りのバファローズファンからも大きな拍手が起こる。逆に、ベイスターズファンからは、「何やってんだ!」「大矢、出てこい!!」という野次が飛ぶ。

P5250974こうなると試合の流れは決まったもので、7回裏こそ仁志のタイムリーで7対3となったものの、8回には大引タイムリー、そして仕上げはローズの2点タイムリーで10対3。

P5251004P5251018最後は登板間隔があいているためか、この点差で加藤大輔がきっちり締め、10対3でバファローズの勝利。大石監督代行3試合目での初白星は、本塁打こそなかったもののかつての「いてまえ打線」のようにかさにかかった攻撃でもぎとった。18安打は今シーズン最多。インタビューは選手会長・北川が全員を代表して今後の巻き返しを誓っていた。一方、交流戦5戦全敗、通算6連敗となった横浜。一部のファンがベンチ上から身を乗り出すようにして大矢監督への罵声を浴びせていた。コリンズ監督は成績不振の責任とかで辞任したが、今年の成績だけを見れば横浜のほうがよほどひどい(勝率も3割を切っている)のである。そのこともあってのファンの不満なのだろう。

これからの交流戦でどこまで巻き返せるか。大石監督代行の手腕を見てみたいものである。

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