大学改革

2023年04月08日 10時30分17秒 | 社会構造改革
日本の大学の「競争力」が低下してることは以前から指摘されてる。発表される論文数、引用される論文数等で順位付けしてるようだが、年々順位を下げてるらしい。
朝日新聞の朝刊でそこを取り上げ、3人の識者が意見を述べている。(デイビット・マローン氏の見解を「響いた言葉」に書かせてもらった) お三方の意見をまとめると、「大学が多すぎる。そこに国が出す『運営交付金』が減額され、研究費がままならなくなってる。先生も減らさざるを得なくなってる。自ずと質の低下が進んで行く」 これが日本の現状だというのです。
大学の多さについて、先のマローン氏はカナダと比較してこう解説してます。「日本には800も大学が有る。人口が1/3のカナダでは110校しかない。人口が減少していく中で、減らしていくべきだろう」と言うのです。
他国と十分伍していくために一億総高学歴を目指し、大学を増やす政策を取ってきたのだろう。一理ある施策だったのだろうが、ちょっと行き過ぎたのかも。「有るから行ける、行かなきゃ負ける」文化が住み着いたかもな。この辺で一度見直してもいいのでは。
皆が大学教育受けて何故悪い と問われれば解は無い。また、日本人 どういう人がどこまでの教育を受けられるのが標準なのかも判断は難しい。 でも、今のようにだれでもかれでも大学というのも変な気がする。金がかかる事だからね。政府が「選択と集中」と称して、交付金を絞る政策を取ってるが、必要以上の大学には退散頂こうとの目的なら理解できない事でもない。やるなら正面から国民の理解のもと、堂々とやって欲しいですがね。
マローン氏も警告してるように、一度原点に帰って制度の作り直しをする時期に来てるんじゃないでしょうか。当然ですが、少子化問題とも関係してくるし、我が国の産業構造、生業にも大きく関係してきますよね。単独で考えない事 そこが最も重要なんだろうな。
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