



終りました。やりきりましたね。200%満足してる本番でした。残ったのは「楽しかった。おもしろかった。」です。「いや~、オペラってほんとにいいですね」。 ますますはまっていくようです。
でもね。 やっちゃったんですよ。 一か所1/8拍子分だけ早く出てしまいました。めだったはず。後で「誰か早くでたわよね」と仲間内で話してる人がいたな。はずかしい。
合唱団の人!すみませんでした。「ノッディラ」を一発早くでたのは僕です。僕一人新幹線に乗っちゃいました。やっちゃいましたね。打ち上げ会の席で僕に何かしゃべれと回ってきたら、「ごめんなさい」を言うつもりでした。
あ~あ、淋しい。あんなに練習したのに。危険なところじゃないのにね。燃え過ぎでしたね。まだまだ若いってことにしてください。
でもね、全然落ち込んでません。ちょっとした事故と流せます。それ以上の高揚感があったのだし、僕が興奮できたのであれば観客にもその情熱が届いたはず。
3幕のカーテンコールに出ればあとは出番なし。休憩中に着替えて、4幕を2階の一番奥の席に行って観賞できた。コッリーネのアリアには思わず「ブラボー」で拍手。興奮はなはだしい。
写真1枚目 ホール前の広告
2枚目 ホールロビーの掲示
3枚目 舞台裏の廊下 差し入れのお菓子が並ぶ。自由に頂いていいんです。
4枚目 打ち上げ会
終了後舞台の後片付けも手伝いました。出費を減らすために裏方さんもやらにゃ。オケピットを元の椅子席4列に戻すのを経験。結論は「全て舞台下に収容されてる」ということ。スイッチ一つで床が沈んだり、水平に移動したり。ここの写真を撮ればよかったのですが、カメラ持たずに手伝いに行ったものだから。こういうホールの床下って倉庫になってるし、全自動で変身する仕組みなんですね。凄い。
その後、隣のレストランで打ち上げ会。関係者が集まって飲みながら懇談。演出家、指揮者と話ができた。知らない世界で生きてる人達、「なるほど・・・」話ばかり。これもおもしろい。
子役で出た女の子3人からサインを要求された。彼女達と絡む場面があって、ひょっとしたら僕もソリストの1人と思ったのかもしれない。バレない内にサインしちゃった。どう書くか迷いながらもね。
最後に社長と奥さま(写真2枚目のポスタ―の2人)にお礼を伝えたら、次回も参加ねと強い握手が返ってきた。1月10日「新年オペラコンサート」の出演が決まった瞬間だった。
明日は無罪放免で白州に帰る。神経休めで肉体労働をやりに行く。薪材作りだ。
とりあえず今日白州に帰りました。雨です。車から荷物を運び込めません。金曜までゆっくりします。
見に来てたかみさんに「ノッ」ってはずした人がいたんだけど解かったか?と聞いたら「聞こえたわ」だって。「オレだ」と言ったらあきれてた。DVDで聴いてみたいよ。すばらしい「美声」を。
打ち上げの席で和音先生にお礼を言ったら、「BLOG読んでます」って言われた。謝るしかないので「すみません。ルール違反ですよね?」って言ったら、「あれならいいです」って許してくれた。ほっとしました。ご主人からは熱い握手をされて「来年もいっしょに」と強制の域でした。
生活リズムの震源で健康維持手段です。握手されなくてもやるんです。ごいっしょしましょう。9.27会いましょう。
もうひとつ10/25 洗足学園で小品のようですが無料でオペラ見れます。副指揮が田邊さん、ソリストヒロインが蝶々さんを歌われた西本真子さんのようです。知ってたかな?
でも観客の皆様を含めて出演者全員耳の肥えた方ばかり、1/8拍子走った声は見逃されませんでしたね。
オペラ、自分は知らない世界ながらもとても素晴らしい公演だったことが伝わりました。
岳さん、やりとげた虚脱感を白州でしばらく味わってくださいな♪
白州の空気もいやしてくれるけど、君がくれた言葉がほんとのいやしです。
「1/8拍子走った声」 あのですね、ガ~と騒いだあと静かになったところからみんなで一機に「ノッディラ」って叫ぶ場面なんです。1/8であろうが1/16であろうが先行くと間違いなく目立つのです。音痴のかみさんでも解かったんですから。 「ゆえにこれいと楽し」。
お稽古事だと趣味だから下手でも許されることもありますが、大勢で有料で行うイベント、相応のレベルが要求されることに無事応えられおめでとうございます。お疲れさまでした。
言われてみればそうだよね。有料の公演だから、ある程度以上のクオリティーにしないとまずいよね。そんなこと考えて練習したことないわ。ソリストさん達が十分それに答えてるとかってに決めてる。責任感がたりないね。
でもそんなこと考えてたらもっととちるね。これでいいんですよ。
お世辞とはおもいますが、打ち上げの場で演出家、マエストロがそろって「もっと中央で、もっと高い値段で公演できる中味になった」と言ってくれました。3000円は安いと僕も思う。座間あたりではちょっと高いと客がこないだろう。でもこの主催団体は「座間をオペラの地に」と継続するんです。微力ながらぼくも。
でも充実感の疑似体験を堪能させていただきましたよ。あんなに練習したのに失敗してしまった点も、全て良き思い出ですね。本番とは恐ろしいもので、普段何でもなく出来た場所でトチったり予想だに出来ないハプニングが起きる。大切なのは平常心、気持ちをリラックスさせて如何に「いつも通り」に歌えるか?に尽きます。(私も苦い経験が多々あり)だいたい、いつも以上には歌えませんからね(笑)。
このあとは、予習を兼ねて「愛妙」に行きます。
その点だけ書くと、愛妙の方がそういう「一発台詞」が多いんです。マエストロ見て出ないと、ボエームと同じ失敗をさせられそうな箇所多し。要注意。
4幕の「コッリーネのアリア」はいいですよ。貧乏人だから死にそうなミミを助ける手段がない。そこで永く付き合ってきた自分のコートを売ってお金を作ろうとするんです。その時コートに別れを切々と歌うアリアです。バリトンの名曲だと思ってますが、そんなに有名じゃないんですね。
この次は「カヴァレリア」「道化師」ですが、そこを飛ばして、予習を兼ねて愛妙への取り組みを読む いい選択だと思います。いいとこ突いてくるじゃん。観ること前提だから興味100倍だね。