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卵子凍結保存に都が補助

2023年09月16日 09時58分04秒 | 生殖医療と人間倫理
IPS細胞が騒がれて、「何物?」を勉強した時から人間の生命倫理として公にきちんと議論する必要があるな と思い続けてる。 単純です。「男女の生殖行為以外で生命を誕生させていいか?」という問いです。昨日小池都知事が「卵子の凍結保存に都が補助金を設定する」という発表がありました。正直言って、「小池さんちょっと勇み足じゃないの?」です。
そこで僕のBLOGの中に「生殖医療と人間倫理」というカテゴリーを設けました。思う事がある都度、ここに自論を書いていこうと思います。

さてその第一回なんですが、僕だって「こうあるべき、ここまで許すが、ここから先はだめ」という倫理基準を持ってるわけじゃないです。なんか自分としての基準を持ちたくて情報収集してるんですが、当事者達の事情もいろいろあって、考えれば考えるほど線引きの難しさを思ってます。でもそれが故に「今、日本人としての一定の基準を設けるべき」の思いがどんどん強くなってるのも事実です。
「できるんじゃないか。だったらやってみよう。」という科学者の単純な発想、名誉欲見たいなものは先に規制しないとを思いますね。それと一方で医療を受ける側も「出来るんだったらやってみよう」という発想だけで進んでいい世界じゃないと思うのです。「私達には子供はできないんだ。これは神からの宣告」と享受し、耐える、我慢する そういう倫理観を持って臨む世界だと思ってるんですが、どうでしょう?

50年ほど前になるんだろうね、「心臓移植」が出てきた時に「倫理的に」の議論があったように記憶してる。今じゃ臓器移植なんて普通の医療になってて、「亡くなった命の活かせる部位を使って、亡くなる生命を救おう」とすることは倫理的にも問われなくなってる。
その観点からすると僕はもう古いのかもしれないが、「生命の誕生」は神の世界、きちんと倫理的納得を生成しつつ進める必要性を感じてます。 今の日本 まだコンセンサスがないんじゃないですか。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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見ましたよ、きのうのTV (神の領域を信じる人)
2023-09-16 14:07:52
40際近い女性が、今まで40万円ぐらい使ったと。
今は仕事が面白いのか、気に入った男がいないのか、理由は定かにしなかったが、自分の都合で、つくりたいときに作る、なんか身勝手な気がします。
百合子ちゃんも少子化対策の一助として考えているかも知れないが、あの装置を見たら、費用は掛りそうだし、あんな多数の中から、正確に処理できるか、その選別は人間のやることだから、間違いが無いとは言えないでしょう。産院で子どもの取り違え以前の問題でしょう。
法的にも、50才以上の母親から出された出生届は法務局に受理伺い扱いとなります。
ウクライナの夫婦が夫が戦場に赴く前に精子保存を望むのとレベルが違うような気がします。

臓器移植に関しては提供者本意に考えるべきでしょう。過去の勤務先の医師の話では、臓器移植OKをしたら,絶対助けてくれませんよ。でした。医師の言葉として信憑性あります。
健康保険証の裏面にそのアンケートがありますね。
私はどの臓器もNOにしてあります。

むかしの職場で,治療のため、母親から腎臓を提供された男性がいました。母親に感謝しているが,負い目も感じていると、言っていました。
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「神の領域」を守りたい世代 ()
2023-09-16 20:27:27
神の領域を信じる人さん 我々年代は「神の領域」を残したい、いかに科学と言えども入り込んではいけない領域がある を切望してるんだろうな。余りにも「割り切る」計算社会が進んでることへのアンチなのでしょう。
日本 50歳以上の女性が提出した出生届は・・・・ そうなんやの話。驚いた。
ウクライナの精子保存だって日本女性の将来に備えた卵子保存と倫理的にはいっしょだと思うよ。試験管なりシャーレの中で受精させ、女性のお腹に戻すことの是非と言う意味で。
なんせ日本には国民をあげて議論し、今のコンセンサスを作る技術も無ければ、指導者もいない。国民は自分事として考えない。僕は小波でもいいから動かしたいがな。 期待薄です。
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