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共感資本社会 貨幣の性格

2022年10月31日 15時48分23秒 | つれづれなるままに
こんな事を考える人がいることに驚いてる。株式会社EUMO代表取締役 新井和宏氏
「経済的格差が生まれるのは、お金の有効期限が永久だから。永遠に価値があるから蓄える。貯められた人は株・不動産に投資して財を増そうとする。それができる経済社会だし、その手の投資で生まれる収益が社会全体の成長度よりも大きい社会だ。(この点は経済学者ピケティが著書『21世紀の資本』で明らかにしてる) その結果持てる人と持てない人に分かれていく。」
だったら有効期限がある「貨幣」を流通させればいいのではないか、広範囲では無理というなら、狭い地域で使える別貨幣とすれば有効であり、可能なのでは と考えたんですね。
そこで市とか町単位なんでしょうか、説得して地域通貨の導入を支援してるんだそうです。
簡単に実例で紹介します。  北海道のニセコ町は「ニコ」という地域通貨をこの秋から運用するそうです。1ニコ=1円。町民は円でニコを買い、地域の協力店で買い物をする。協力店はニコを円に換えることができ、その際利用額の一部をEUMO社に納める。さらに1%を町の「子供の未来のために」事業に投資される仕組みにする。
特筆しておくのは
 ・ 運用は全てスマホアプリによるキャッシュレス
 ・ ニコの有効期限は3ヶ月。期限切れ分は「子供の未来のために」事業に繰り入れる。
こんなんで継続運用できるのか?なんですが、「町が潤うんだ」のモチベーションが強く働いて、継続できると判断してるようです。
ここが新井社長が唱える「これからは共感資本社会なんだ」の「肝」なんですね。
利用する庶民からすると「利用目的が明確な消費税」と見えるだろう。それだけの動機付けで継続するだけの力になるかなの疑問はあるが、面白い挑戦だとは思う。
住民の中に協調感、共助感、社会参画感、そして自治意識が膨らんできたら大成功ですね。
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