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九州電力が蓄電池開発へ

2022年06月11日 09時39分04秒 | つれづれなるままに
昨日九電が民間会社2社と共同で配電事業で使う「蓄電池」の開発を始めると発表したようです。「やっと始める気になったか。遅いよ。」が第一感だが、まっ始まったことには素直に喜べばいいのかもしれない。
九電管内では太陽光発電が進んでいて、近年は使いきれず、発電を一時停止させる(出力制御)回数が多くなってるそうです。そこに非効率を見た経営陣が動き出したようですね。電力事業は発電量と使用量を均等化することが必須 という制約があります。そこからの脱却ですね。東電事故後再生可能エネルギーがクローズアップされ、白州では周りの景色が変わるほどにソーラーパネルが増えました。この時に同時に蓄電機能も研究を始めるべきだったと考えてます。
まだまだ蓄電能力が低く、出力制御回数を減らせる程までには至らないらしい。でも始めないことには実用化できないわけだから、九電にはがんばって欲しい。
もう一歩先も考えてみたい。この夏東京、東北、中部の3電力管内では発電量が不足するとの予測が出てる。電力会社間での融通システムも考えるべきじゃないのか。九州で余るなら、中国、四国に融通できる能力を増大すればいい。次に、ならばネックになるだろう西と東でのサイクルの違いもどこかで一緒にする長期ビジョンも持つべきだろう。さらに何となく進んでるような発電・送電の事業分離ももっと見える形で進める必要があるだろう。電力事業にある大きな不透明感(例えば「消費電力単価の構成要素」等)が解消されることも大きなプラスのはず。
結局、今の我が国における電力の問題は個々の電力会社の問題というより、国家としてのビジョンの問題だと思うのです。原発問題も含め、今のやり方に閉じこもることなく、「百年の計」として作り直すことなんじゃないかと考えるのです。
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