目から鱗 の特集番組

2024年02月22日 09時59分56秒 | つれづれなるままに
正月の特集としてNHKが放送した下記番組を昨日見た。
            「2024 私たちの選択 (AI×専門家による “6つの未来”)」
敢えて簡単に言えば 「日本の将来像を考えよう」 という内容だといえます。
僕は今の政治にとっても不満があって、その大元は「こうなりたい、したい未来像を語らず、目先の問題に付け焼き刃のように対策を打ってるだけ」と見てるからです。「20年後はこういう社会にしたいから、今はこうするのがいいでしょう」との論理立てがない、だから国民からすると先が見えない、今の不安は払拭できない そういう社会じゃないですか。
そんな考えでいるものだから、この手の情報番組はもの凄く興味があります。 なのに、1ヶ月半も見ないでほっといたのかい? と聞かれたらお恥ずかしいのですが。
やっと昨日見ました。 目から鱗でした。 それは上にも書いた「まず将来像を描いて」というのはもう古いということを教えてくれたようで、下記の2点に要約されます。
  ・ AI が将来像を描いてくれる ということ。
  ・ 条件を変えることで、将来像のシミュレーションができる ということ。
    この技術は「いついつこうしないとこうなっちゃうよ」をみせてくれる。
    ある程度の正確性で「具体的な警告」を発する ことができちゃう。
今回NHKのスタッフと専門学者が寄り集まって膨大な情報整理をやって、ここまでの結果を出したということは大いに評価できるし、今後より精度を上げる努力を続けていって欲しいですね。

ここからは 今回出た結果の一部紹介です。(番組を見れたらいいのですが)
・2028年までに「労働の質、時間、賃金と物価」をどう選択するかで未来は大きく変わる。
・2029年までに「人口減少問題」にどう対策するかで日本の未来は決まる。
こういうことが判明する時代なんですね。もっともっと精度高いAI(データベース含む)を作って、国政のベースとして活用すればいいじゃないですか。国民全員が将来像を共有して社会生活を営む う〜ん、今まで考えなかったな。行政、官庁、官僚も変わるね。

次は下世話な話ですが。
討論参加者に僕が敬愛する東大の斎藤幸平准教授がいた。ぼくの好きな論法で出てきた結果を解説してくれた。わかりやすい解説だよね、そうなんだよ!、だからこうしないといかんのよ、そうだ!国民だってここは我慢が必要よ と一人ゴチに入って聞いてました。
一方 新藤経済再生担当大臣 だめだね、わかんない。 出てきた結論に「そうなんですよ。だから政府は今ここをこうして進めてるんです。」 この人分かってないし、考えてないな の印象。「2030年なんて言わず、直ぐ手を着けてくださいよ」と28歳のフリーランス女性から突き上げられてた。 当然の感。

特集内容も良かったですよ。 でも「新しい技術」「こりゃ変わるは」を実感させてくれたことが大きかったような。IT技術者でいきてきたけど、もう化石の域だ。
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