公演1週前

2014年08月25日 08時08分42秒 | オペラに挑戦
2日続けて通し稽古をやった。舞台に上がってる以外の動き、段取り(お色直しタイミング、小物の置き場などなど)もほぼつかめた。僕の衣装も決まった。
あとはオーケストラの音で歌う事と当日の朝から終了までの行動順、手はずを経験しておくことが残ってる。オケとは28日に練習があり、公演前日には公演日と全く同じ時間割りで1日を進める「GP(ゲネプロ)」というのがある。これで全て終了。当日楽しめればいいだけになる。
おだててるのもあるだろうが、演出家、マエストロから「うまくなってる」との誉め言葉もでてきた。「ここはこうなんだから、こう歌って」との要求に対しても、いっしょに中で歌ってる僕にも解るほどの変化があって、良くなるのが聞き取れる。すぐ対応できるほどにまでみんながうまくなってる、解ってきてる、熱くなってきてる証拠だろう。みんなも感じてるだろう。それがますますいい物に進化させてるのを思う。
こういうのも「満足感」のひとつでしょう。こういう感動を味わいたくてやってるようなものだ。「やってきてよかった」と思うのです。

昨日練習中にハプニングがあった。2幕の通し練習が終わった時に演出家から「入りのところの動きを変えるよ。もう一度位置に立って」と指示がきた。僕個人的にはどうでもいい動きをしてる場面なので「関係ないな」と適当に対応してた。突然「ハッピバースデイ トゥ ユー」をソリストさん達が歌い出した。「えっ、何? これ」めんくらったが、次の瞬間理解できた。サプライズだったんです。昨日はマエストロの田邉さんとアルチンドロ役の平岡さんがお誕生日だったようで、ソリストさん達の中でひそかにすすめられてた計画だったんです。演劇系の世界ではこのてのサプライズは恒例行事なんだろうな。いいですね。突然名指しされた方が「えっ 俺?」とてれるのが人間くさくていい。役者の世界をまたひとつ見てしまった。

僕個人的には全く不安はない。練習してきた自信もあるし、1年前同じ舞台に立った経験もある。しかも今回は自由に動いていい時間が多くて好き勝手ができる。本領発揮だ。物好きおじさんがいろんな人とからんで、イブのパリの街の楽しさを表現してやろうと目論んでる。  テンションあがってます。
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2 コメント

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サプライズ! (hiromi)
2018-07-17 22:08:51
何か(暖かい人間味を感じます)、楽しいですね!
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独特な人間集団なんでしょう ()
2018-07-18 07:11:37
hiromiさん オペラだ、声楽だ、演出だ、ってこんな世界に絡んでる人達って、僕らのような標準的なサラリーマン世界やってきた人間から見ると、やはり特殊人間ですよ。「夢の持ち方」が違うっていうものあるし。喜怒哀楽 表現の仕方、感動のしかたがぼくらとは違います。そこが「日本太郎君」には新鮮というのもあります。
この世界ももっと上の方だと「醜い関係」もあるんだろう。が駆け出しの夢多き若者集団だと、熱が素直、きれいな色の炎って感じです。
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