ウーパールーパー 未分化細胞 癌

NHKの「いのち」という番組で勉強した。
昔ブームになったウーパールーパー（以下 ウ君）が再生医療の研究材料として貴重なのだそうだ。
ウ君はその腕をちょん切ってもひと月できちんと再生するらしい。そこから「身体の組織再生」はどういうメカニズムなのかを研究してるらしい。再生医療の入口なんでしょうね。
細胞には与えられた条件下で特定の組織細胞に変化していく力がある。受精卵が人体に変化していくのも同じこと。その変化を始める前の細胞を見分化細胞というのだそうです。
動物は高等化する過程で未分化細胞の力（量なのか質なのか不明）が衰えていったとも言えるのだそうだ。人間でも切り傷は皮膚が再生して傷口が見えなくなる程度の能力はまだ持ってる。
だから人間でもまだ未分化細胞（力）を持ってるのです。ところがその未分化細胞の中に「何になったらいいか解らなくなった」ものが時々出現するのだそうです。これが癌細胞だというのです。
どうです、目からうろこ　じゃないですか。
癌が克服されるのは近いのかも知れない。でも喜べない。次なる劣化現象がまっているのだろう。