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「武士の一分」を見た。

2006年12月06日 09時27分05秒 | 映画・演劇鑑賞
奥さんが見ようというので近くのシネコンのレイトショーで見た。
藤沢周平、山田洋次の組み合わせは「清兵衛」「鬼の爪」に続く3作目、ストーリーは同じらしいが、前2作を見てる手前、見ないわけにもいかんだろう位の動機で見てきました。
キムタクに演技の期待はしなかったのですが、なかなか彼も熱演してたように思います。

別の話ですが、最近仕事場のことで悩む後輩に「自分の尊厳だけは譲るな」と激励したのですが、「武士の一分」も同じことですよね。先輩が君をどう扱おうと、自分の尊厳の世界まで踏み込んできたら、立ち上がる覚悟しておけよ。そう考えられれば、今のいやな先輩もかわいそうに見えないか などとも話したようです。
「長い物にはまかれろ」も必要なTPOがあるでしょう。全面的に否定はしません。でも最後の一線(一分、尊厳)は守る意志と行動が必要ですよね。相手が絶対に勝てない相手でも。
ここの1っ線が不明になってる、不明にしていく風潮が今の世の中に蔓延してるじゃないですか。山田監督も周平氏の作品をつかって、今の世の中に激励を贈ってるものと解釈しました。

「私の一分」「譲れない尊厳」 についてちょっと考えてみるのも無駄ではないでしょうね。
コメント
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