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蛾ヶ岳(ひるがたけ) 1279m 2005.09.23

2005年09月25日 15時28分55秒 | 山紀行
山梨百名山のひとつ蛾ヶ岳に行ってきた。市川大門のすぐ南、白州から車で1時間15分。
今年は母のこともあり、山には行けないなと思っていたけど、山友達のY夫婦から軽い感じで「来週土曜日行かない?」と誘われて、「はい、行きましょう」と即決。
ところが、台風17号が接近していて、予定の24日は雨らしい。23日の朝8時「今日行かないか」と変更希望の電話。「よし行こう。9時出発。登り4時間コースをやめて、1.5時間コースで」と決定。バタバタで準備。Y夫婦、Tさんと僕の4人、9時に出発。コンビにで昼食を購入、道に迷うことなく、四尾連湖駐車場に到着。10時半に登山開始。甲府盆地のすぐ南なのに、まわりは深山の雰囲気。満足気分で歩きだす。急登でもなく、歩きやすい道、ガイドブックに「らくらく登山の見本のような山」とあったが、その通り。頂上下の10分程度の急登だけがちょっときつい。
山は初秋。やまぼうし、つりばな、山葡萄、あけび、つくばねが実をつけてる。下界では2万、3万円するやまぼうしがごろごろある。僕の中でやまぼうしが値下がりしてしまった。春この山はやまぼうしで真っ白になるのではないかと思わせる。やまぼうし、つりばなの実をたくさん持ち帰った。植えて、発芽を期待する。山葡萄、あけびは手の届くところにはなく、口にすることができなかった。残念。つくばねは初めてお目にかかった。山野草ではバアソブ、トリカブト、レイジンソウ、ギンリョウソウ、サラシナショウマ、秋の花が満開。Y奥さんは僕の草木の先生ですが、彼女がバアソブの群生を見て「こんなの初めて」と言ってたから、よっぽどすごいんだ。可憐な花なのにバアソブ(「おばあさんのシミ」という意味らしい。ちなみにジイソブという花もあるらしい)の名はかわいそう。
もうひとつこの山のすごいところ。それは茸。いろんな種類の茸が出てる。ちょうどタマゴタケの時季で、下山してくる人がみなレジ袋に何本か入れて降りてくる。我々も期待して、左右の斜面を茸目になって、探しながら登る。中腹で僕が右斜面30m位下に赤い円盤状の点を発見。Y奥さんに確認を依頼。「間違いない」の返事。さっ、それからがたいへん。登山道にリュックをほうりだし、斜面を降りる。あるは、あるは。中年の4人が我を忘れて、タマゴタケをとりまくる。ここだけでレジ袋3つがいっぱいになる。夜の宴会の話にまで発展してる。そんなこんなで予定時間を1時間も超過して頂上に。楽しいお昼タイム。僕は人目のない場所におしっこをしにいった。すっきりしたところで、ちょっと前に目をやったら、また赤いものを見つけた。3つ並んでる。幼年期、青年期、中年期と世代別に1本づつ。これを手に戻ると、歓迎の笑い。
頂上からの眺望もいい山です。残念ながら、我々は雲間に見え隠れする山しか見れませんでしたが、富士山、南アルプス、八ヶ岳、瑞がき、金峰山、これだけ見えたら十分でしょう。
下りでまた茸を探しながら、遊びながらのんびり下山。収穫はさほどなし。だらだと降りて、4時に駐車場に。
この山は収穫目的で秋の定山になりそうな予感。今回同行しなかったM奥さんに話せば、必ず「行こう」というにきまってる。民宿のきのこ汁も食べてこなかったし・・・。
さて、夜はTさん宅で宴会。タマゴタケのバター炒めはVery-Goodでした。
コメント
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