あいにく天気はあんまりよくないけれど、今日の日の入り後、夕空に木星と金星が近づいた形で空に見えるらしい。金星は三日月型。木星は円形。
日本でこの現象がみられるのは1999年の2月以来16年ぶり。今回見逃すと7年後の2022年5月まで待たなければならない。もっとも今日を逃しても7月の上旬であればしばらくは観られる。繰り返すが天気次第なのだが…。
地球から見て金星と木星の公転周期が太陽のそばに重なることでそうなるが、金星の公転周期は225日、地球は365日、木星は遠いので4330日である。要するにこの三つの星の公転周期が合うというのは、どうしても稀なことになる。
見る見ないは勝手だし、寿命の長い人はまだまだチャンスはあるだろう。でもまあとくに寿命が短いと自覚が無くても、今見られるものを見たという感慨はそれなりにあるのではないか。
梅雨時の天体ショーということで、なんだか残念にならないように、雲の動きにも注意してみよう。