カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

時事と合わせてどんな年?

2016-12-31 | 掲示板

 過去をあまり顧みないはずの僕だが、はて、今年はどんな年だったか考えない訳ではない。世間的にどんなだったかはよく分からないが、それに沿って考えないことも無い。実際には多くの報道などにゆだねてしまえばいいことだが、個人の思うことを自分なりに振り返るのは、自分を活かすことになるやもしれない。
 とはいえ、今年オリンピックがあったことなど、うっかり忘れそうであった。もともとそんなに関心のあることでは無いが、しかしオリンピックの報道は日々目にしていた。レスリングの選手だってそれなりに覚えた。そういえばロシヤは蚊帳の外だったな、というのも印象深い。北方領土問題を扱う番組で、ロシヤ人がシラケるオリンピックのことも紹介していた。強い国である必要のある国というのは、やはり何かと大変かもしれない。それなのにロシヤは金が19個で合計56個のメダルを獲得した。それで注目が無いというのだから選手は可哀そうな国である。これが日本だったら大威張りである。一方で大国でありながらメダルの少ないインドやインドネシアはいいなと思う。これからは増えていくだろうけど、僕の生きている間にそういう変化はみられるだろうか。また、開催国であるブラジルではあんまり盛り上がってない風で、それはそれで凄いな、と思った。
 さて、今年は英国のEU離脱問題とトランプ大統領の躍進という大きなトピックがあった。これは地域的問題でありながら、国際的な大きな流れであると思う。皆が自己中心的に物事を考えるとこうなる。しかし自己は自己中心的であるのが当たり前で、その考え方を改めて確認できる場が出来たということに過ぎないかもしれない。ヒトには良心もあるというが、そんなものは誰も信用できなくなったかのようだ。それが良いとか悪いとかいうことでなく、そういうものとして確認する作業が、これからも続いていくのではなかろうか。
 個人的には知人がたくさん死んだ。なんだか寂しい限りだ。そういう知り合いが増える年ごろになったということで、トコロテンのように僕もいずれは押し出されるのかもしれない。
 さらに仕事の上では、いろいろと大きな大会の多い年だった。それぞれ役割があって、それらを全部全うできなかったが、仕方がないものもあり、しかし疲れた。以前なら達成感もあってそれはそれでいい経験という気もするが、既に経験したことを活かして乗り切ったという感じもあって、さすがにこれはもう経験しなくてもいい問題かもしれないと思った。もう自分の順番で乗り切る物事ではないかもしれない。それ以上はやはり寂しい感想だが…。
 でもまあ楽しいこともあったはずだがな。そういうことは簡単に忘れる。出来るだけそういうことだけを覚えておけるような、そのような余生を目指すべきだろう(真に反省)。



追伸:報道を中心に振り返ったけど、今年の一番の事件だったのは、なんといっても熊本地震だったかもしれない。僕はいまだに時々夜が怖くなる。一度目の意外性に世界が変わり、あの二回目の本震は何時までも終わらない悪夢のように思えた。それでも本当には被災したわけでない自分(単に近隣県に棲んでいるというだけだ)。人間って本当にちっぽけな存在だとつくつく思ったのだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする