今年も流行語大賞が発表された。近年思うが、やはり流行語というのが、あまりなくなってきている実感が、これを見るとある。僕にとっては「じぇじぇじぇ」くらいで終わったかな(古ッ)。
まず、流行語として成立しているとは思えない言葉が多い。「ポケモンGO」とか「復興城主」とか「マイナス金利」「トランプ現象」「聖地巡礼」は、もともと流行語というより、今年話題の事柄に過ぎない。対象にすらなるのか疑問だ。「PPAP」という言い方は最近知ったが、これは流行っているのは分かる。しかし流行っている言葉だろうか。「保育園落ちた日本死ね」は知っているが、これもきな臭いというか、こういうのを候補であるとかランキングの上位にするセンスがダメだなという感じ。「盛り土」はよく聞いてはいたが、これも似た感じの意識のシラケを感じる。11の言葉の内、8つが対象として極めて不適切な感じだというのが、この賞の根幹を成り立たせているかの疑問であろう。
「(僕の)アモーレ」はかみさんに聞いて意味は分かった。しかし聞いたことは無い。「ゲス不倫」は、結局男の方の顔が誰だか分からない(長崎の人らしいとは知ってる)。「神ってる」は「神がかっている」という言葉があるので意味が分かるところはいいと思うが、さらに広島のことらしいというのも知っていたが、鈴木選手という人のことだとはニュースで知った。日ハムの日本一は素晴らしいことだったが、さらに広島だったらこの言葉がもっと輝いたかもしれない。
要するに、この残念な感じの一年の締めくくる言葉の感じは何だろうか。
ちなみに僕にとっての今年のヒットは、ロスプリモスの歌のフレーズの「ホントにあるのね」なんだが、みんなは知らんだろうな。