120117、テレビドラマ『ハングリー!』の第2回を見ました。
『ハングリー!』公式HPは、↓をクリック。
http://www.ktv.jp/hungry/index.html
山手英介(向井理)に、お店の巻き返し策はあるのでしょうか?
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英介:店のコンセプトってやつ、一応考えてみたよ。
賢太:なんだ?
英介:オレはこのレストランを・・・、いけすかなくないフレンチ・レストランにしたい。
賢太:いけすかなくない・・・?
英介:そう、誰でも入れるフレンチだよ。料理を楽しみてえ客には、本格フレンチを出す。でも、んなもん興味ねえって客は、何食ったっていいんだよ。つまみとかワインとかだけでもいい。でも大事なのはさ、偶然だろうが、常連だろうが、あのドアくぐってここに食いに来てくれる客だろ。
太朗:・・・。
英介:まあ、とにかく、オレ等ができること何でもやって、で、ぜってー笑顔になってもらう。それがオレのやりたい店。
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コンセプトは大切ですよね。
それがなければ・・・。
どのように外に向けてアピール(宣伝)していったらいいのか。
自分にも、お客さんにもわかりにくいですから。
でも、少し心配なこともありますよね。
「誰でも」入れるコンセプトって?
それは、コンセプトがないとも言えるからです★
初日にもありましたよね。
本格フレンチを楽しみたいお客さんもいるでしょう。
男女2人で、静かに話をしたい人たちでした。
一方、集団で来て、お酒とフライドポテトだけ頼むお客さん。
こちらは、集団で盛り上がりたい、居酒屋のような雰囲気でした。
本来、盛り上がりたいのなら居酒屋に行くはずですが★
この2組が、同じ空間にいるとすると・・・。
静かに話をしながら食べたい人には、うるさいお店になる。
盛り上がりたい人にとっては、場違いな雰囲気になる。
「誰でも」にすると、どんなお客さんにでも合うと思ったら・・・。
実は、どんなお客さんにも合わないということもあるわけです★
結局、どのお客さんにも「自分には居づらい店」になるかも。
だったら、もっと「選択と集中」をするほうがいいと思うわけです。
経営資源(ヒト、モノ、カネ)が少ない、小さいお店は・・・。
色々なことはできませんから、なおさらのことですよね。
● 「料金は高めで、質の高い料理を提供する、静かなお店」
● 「料金は低めで、居酒屋のように騒げるお店」
本来なら、どちらか寄りを考えるべきだと思います。
どちらが優れているとか劣っているとかは、ありませんよ。
書籍『ドラッカーのマーケティング思考法』藤屋伸二・著(中経出版)に面白い例えが書いてありましたよ。
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運動神経のすぐれた人が、野球・サッカー・バスケットボール・水泳などをすべてやるときと、どれかひとつの競技に絞り込んだときとでは、どちらのほうが強い選手になれるでしょうか?
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やはり、ひとつの競技に絞り込んだときでしょうね☆
さて、そうは言っても「誰でも」が100%悪いかというと・・・?
・・・その話は次回へ。
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