Louvin Brothers (2)
イギリス盤 Stetson Records HAT-3057 Ira & Charlie / The Louvin Brothers
(1)Don't Let Your Sweet Love Die (2)We Cold (3)Tennessee Walts (4)Are You Teasin’ Me (5)Too Late(6)Here Today And Gone Tomorrow (7)I Wonder Where You Are Tonight (8)Have I Stayed Away Too Long (9)Nobody's Darling But Mine (10)Why Not Confess(11)Making Believe (12)Take Me Back Into Your Heart
ルーヴィン・ブラザーズの生き残りだったチャーリー・ルーヴィン(1927~2011年 アラバマ州出身 )が亡くなったんですね。以前書いたルーヴィン・ブラザーズの未発表原稿を完成させてブログに載せようとしていたところだったのでビックリしたと同時に残念な思いです・・・・・この年代の人達は高齢ですし 亡くなっていくのは仕方ないことですが・・・・。
このLPレコードは1958(昭和33)年に米国キャピトルレコード社から発売されたルーヴィン兄弟のものをイギリスの Stetson Records 社が許可を得て1980年代になって再発売したものです。同社は、廃盤になって久しくて入手しにくいレコードを原盤のまま発売してくれて好評だったレコード会社でした。アメリカは新しいものを売るのに手いっぱいという感じで Country Music 愛好者が昔の有名歌手達のレコードを渇望していてもなかなか要望に応えてくれない・・・・・といったところがあったので 同社がそこに目をつけたんでしょうけれど(?)・・・・・世界中でよく売れてアメリカのレコード会社も商売になるーと再認識したからでしょうか(?)、CD化が進んだためでしょうか-Stetson Records 社はいつの間にか立ち消えになって(?)、いま思うとカントリー”レコード ”の最後の輝き、ひと時の残り火みたいな趣きではなかったか・・・・・という感じがします。
兄のアイラ・ルーヴィン(1924~1966年 flat mandolin 担当)との絶妙のデュオには忘れがたいものが沢山あります・・・・・私はやはり初めてレコードで聴いた時の ”Alabama ” という唄が強烈に印象に残っているかなあ・・・・・単純なメロディの繰り返しなのに素朴なカントリーを聴いている-という気分にさせてくれたものです。 今日のLPには ”テネシー・ワルツ ”をはじめ ”Are You Teasing Me ”、”Too Late ”、”I Wonder Where You Are Tonight ”、”Nobody's Darling But Mine ”、”Making Believe ” といったカントリーの有名曲が入っていてルーヴィンスタイルで楽しめるものになっていることが特徴だと思います・・・・・もしCDになっていれば絶対にお奨めで、特に ”テネシー・ワルツ ”の美しさにはまいってしまいそうです。それに、アイラが弾くフラットマンドリンは音色がとてもきれいで あまり複雑なテクニックも使っていないのでマンドリンの楽器演奏を学ぶのにとても参考になるーと思います。
さて、兄のアイラが亡くなってからはチャーリーはソロとして活動をしていったようですが、私はソロ歌手としてのチャーリーは全くといっていいほど聴いたことがありませんでした。 再び興味を持ったのは Charlie Louvin & Melba Montgomery として女性カントリー歌手メルバ・モンゴメリー(1938~現在 テネシー州出身 )とのデュエットレコードに出会ってからです( Capitol Records SM-686 という再発レコード・・・写真・・・2人のデュエットアルバムは数枚あるようです )。
欲しくて買ったレコードではなくて あるレコードバーゲンセールで(カントリーが)それしかなかったから買ったものでしたが、聴いてみたら正調スタイルのとてもよいデュエットアルバムでした・・・・・メルバ・モンゴメリーはかつて George Jones ともデュエットしていた時代もありますがそれにひけをとらない内容。ここでのチャーリーの声はちょっとレイ・プライスに似ている感じで、線の太いメルバ・モンゴメリーと不思議に合って ”We Must Have Been Out Of Our Minds ” とか ”Let's Help Each Other To Forget ” というミディアムテンポの曲などは濡れたような音色のカントリーピアノ、スティールギター、フィドルがよくて カントリーデュエットのよさに溢れていてウットリするようなものでした。チャーリーの声は年とともに渋くなっていく感じです。
ルーヴィン・ブラザーズは2001(平成13)年に Country Music Hall Of Fame に選ばれています。CDもいくつか出ているようです
(2008=平成20年11月の未掲載記事を補足したもの)
イギリス盤 Stetson Records HAT-3057 Ira & Charlie / The Louvin Brothers
(1)Don't Let Your Sweet Love Die (2)We Cold (3)Tennessee Walts (4)Are You Teasin’ Me (5)Too Late(6)Here Today And Gone Tomorrow (7)I Wonder Where You Are Tonight (8)Have I Stayed Away Too Long (9)Nobody's Darling But Mine (10)Why Not Confess(11)Making Believe (12)Take Me Back Into Your Heart
ルーヴィン・ブラザーズの生き残りだったチャーリー・ルーヴィン(1927~2011年 アラバマ州出身 )が亡くなったんですね。以前書いたルーヴィン・ブラザーズの未発表原稿を完成させてブログに載せようとしていたところだったのでビックリしたと同時に残念な思いです・・・・・この年代の人達は高齢ですし 亡くなっていくのは仕方ないことですが・・・・。
このLPレコードは1958(昭和33)年に米国キャピトルレコード社から発売されたルーヴィン兄弟のものをイギリスの Stetson Records 社が許可を得て1980年代になって再発売したものです。同社は、廃盤になって久しくて入手しにくいレコードを原盤のまま発売してくれて好評だったレコード会社でした。アメリカは新しいものを売るのに手いっぱいという感じで Country Music 愛好者が昔の有名歌手達のレコードを渇望していてもなかなか要望に応えてくれない・・・・・といったところがあったので 同社がそこに目をつけたんでしょうけれど(?)・・・・・世界中でよく売れてアメリカのレコード会社も商売になるーと再認識したからでしょうか(?)、CD化が進んだためでしょうか-Stetson Records 社はいつの間にか立ち消えになって(?)、いま思うとカントリー”レコード ”の最後の輝き、ひと時の残り火みたいな趣きではなかったか・・・・・という感じがします。
兄のアイラ・ルーヴィン(1924~1966年 flat mandolin 担当)との絶妙のデュオには忘れがたいものが沢山あります・・・・・私はやはり初めてレコードで聴いた時の ”Alabama ” という唄が強烈に印象に残っているかなあ・・・・・単純なメロディの繰り返しなのに素朴なカントリーを聴いている-という気分にさせてくれたものです。 今日のLPには ”テネシー・ワルツ ”をはじめ ”Are You Teasing Me ”、”Too Late ”、”I Wonder Where You Are Tonight ”、”Nobody's Darling But Mine ”、”Making Believe ” といったカントリーの有名曲が入っていてルーヴィンスタイルで楽しめるものになっていることが特徴だと思います・・・・・もしCDになっていれば絶対にお奨めで、特に ”テネシー・ワルツ ”の美しさにはまいってしまいそうです。それに、アイラが弾くフラットマンドリンは音色がとてもきれいで あまり複雑なテクニックも使っていないのでマンドリンの楽器演奏を学ぶのにとても参考になるーと思います。
さて、兄のアイラが亡くなってからはチャーリーはソロとして活動をしていったようですが、私はソロ歌手としてのチャーリーは全くといっていいほど聴いたことがありませんでした。 再び興味を持ったのは Charlie Louvin & Melba Montgomery として女性カントリー歌手メルバ・モンゴメリー(1938~現在 テネシー州出身 )とのデュエットレコードに出会ってからです( Capitol Records SM-686 という再発レコード・・・写真・・・2人のデュエットアルバムは数枚あるようです )。
欲しくて買ったレコードではなくて あるレコードバーゲンセールで(カントリーが)それしかなかったから買ったものでしたが、聴いてみたら正調スタイルのとてもよいデュエットアルバムでした・・・・・メルバ・モンゴメリーはかつて George Jones ともデュエットしていた時代もありますがそれにひけをとらない内容。ここでのチャーリーの声はちょっとレイ・プライスに似ている感じで、線の太いメルバ・モンゴメリーと不思議に合って ”We Must Have Been Out Of Our Minds ” とか ”Let's Help Each Other To Forget ” というミディアムテンポの曲などは濡れたような音色のカントリーピアノ、スティールギター、フィドルがよくて カントリーデュエットのよさに溢れていてウットリするようなものでした。チャーリーの声は年とともに渋くなっていく感じです。
ルーヴィン・ブラザーズは2001(平成13)年に Country Music Hall Of Fame に選ばれています。CDもいくつか出ているようです
(2008=平成20年11月の未掲載記事を補足したもの)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます