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楽しいオムニバス レコード (4)
日本盤 東芝レコード CR-9311B ”WANTED” Country & Western For Collectors Only (2枚組)
1971(昭和46)年に出されたもので、往年のアメリカのキャピトルレコード社専属のカントリー歌手達の名唱集です。Country Musicファンの大先輩方のお気に入りを集めたような内容で、当時でも3000円だったので高いなあと思ってしばらくは買えなくて、でもジャケットを見ただけで欲しくなるというインパクトのあるアルバムでした。かなり無理して買ったものです・・・だから自分にとってはとても愛着のあるレコードになっています。
このLPはロカビリー出現以前のカントリー&ウェスタン音楽がどんなものであったかを知ること(当然ロック的な影響は皆無)や、数あるレーベルの一つキャピトルカントリーのサウンドや歴史を知ること、そしてカントリー名曲のオリジナル曲を知ること、日本ではほとんど知られていない珍しい歌手を知ること・・・・など、多くの啓蒙の意味があると思います。 お城に例えるなら、今あるカントリーが櫓や天守閣などの華やかな面とすればこのLPにある昔の歌手達は石垣に相当するでしようね・・・・・基礎になる石垣は大事だと思います、石垣あっての繁栄ですからね。
(1)Bake Them Hoe Cakes Brown ・・・・・・・・・クリフィー・ストーン率いるスクェアダンス バンドの演奏のみ。フィドル(バイオリン)とバンジョーが活躍。
(2)Candy Kisses・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エディ・カークがスティールギターとフィドルを伴奏に歌う。オリジナルのGeorge Morganよりもスイング調で素敵。フィドルの演奏も最近のフィドラーには聴かれないおしゃれなスタイルで参考になりそう
(3)Moon Over Montana(モンタナの夜)・・ジミー・ウェイクリーがヨーデルを入れて歌う西部調の唄。なんとも素敵な雰囲気で西部の秋の夕暮れを思わせる
(4)I Love You Because ・・・・・・・・・・・・・・・・レオン・ペインの自作自演の純愛歌で、カントリーの不朽の名曲。フィドルがわざと下手に弾いているように感じるんですが、いざ真似て弾いてみようとしても同じ音が出せないですよ・・・何ともいえないヒルビリーの雰囲気です
(5)Bimbo・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロッド・モリスの自作自演。Jim Reevesでヒットした曲ですが、オリジナルを聴くとやはり違った良さがあります
(6)The Tie That Bind Have Been Broken・オクラホマ・スゥイートハーツは女性だけのコーラスグループ 。きれいなマンドリンの伴奏が素晴らしくてゆったりしたコーラスにはなを添えていて、今聴いても癒し系という感じ
(7)Dixie Cannon Ball・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジェンクス・テックス・カーマンは弦を高くしたギターを横にしてスティールギターのように弾いています。これはハンク・ウィリアムスでも有名なTrain Song。とってもユニークなヒルビリー臭プンプンの歌手ですが、有名だったのかLPレコード数枚のほか、ドイツのベアファミリーからCD、DVDも出されています。現代ではこのような歌手の活躍は考えられないでしょう、50年代の度量の大きさを感じます
(8)I'll Baby, Sit With You ・・・・・・・・・・ファーリン・ハスキーが歯切れのよいリズムに乗ってややコミカルに、ジャジーに歌う。ファーリンに良く合うスタイル
(9)Humpty Dumpty Boogie・・・・・・・・・・・・・・・ ハンク・トンプソンのウェスタン・スイングはスルメの味だなあ、(咬むほどに)聴けば聴くほど味が出る
(10)Heartbreak Express・・・・・・・・・・・・・・・ カール・バトラーが歌うTrain Song。この人もダイナマイトボイスと云われて豪快なホンキートンク歌手でした。この後のコロンビア レコード時代に全盛時代があります
(11)That's Me Without You・・・・・・・・・・・・ ソニー・ジェイムズの駆け出し時代は純カントリーで、後年の「Southern Gentleman」といわれたモダンカントリー時代とは違った趣きです
(12)Steel Guitar Rag・・・・・・・・・・・・・・・・・マール・トラヴィス。この曲は普通はスティ-ルギターの演奏だけの場合が多いのですが、マールは管楽器を入れてややジャジーに歌っています・・・マール・トラヴィスには時代を超えた洒脱な感じがあります(と、僕は思っています)
2枚目に続く
日本盤 東芝レコード CR-9311B ”WANTED” Country & Western For Collectors Only (2枚組)
1971(昭和46)年に出されたもので、往年のアメリカのキャピトルレコード社専属のカントリー歌手達の名唱集です。Country Musicファンの大先輩方のお気に入りを集めたような内容で、当時でも3000円だったので高いなあと思ってしばらくは買えなくて、でもジャケットを見ただけで欲しくなるというインパクトのあるアルバムでした。かなり無理して買ったものです・・・だから自分にとってはとても愛着のあるレコードになっています。
このLPはロカビリー出現以前のカントリー&ウェスタン音楽がどんなものであったかを知ること(当然ロック的な影響は皆無)や、数あるレーベルの一つキャピトルカントリーのサウンドや歴史を知ること、そしてカントリー名曲のオリジナル曲を知ること、日本ではほとんど知られていない珍しい歌手を知ること・・・・など、多くの啓蒙の意味があると思います。 お城に例えるなら、今あるカントリーが櫓や天守閣などの華やかな面とすればこのLPにある昔の歌手達は石垣に相当するでしようね・・・・・基礎になる石垣は大事だと思います、石垣あっての繁栄ですからね。
(1)Bake Them Hoe Cakes Brown ・・・・・・・・・クリフィー・ストーン率いるスクェアダンス バンドの演奏のみ。フィドル(バイオリン)とバンジョーが活躍。
(2)Candy Kisses・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エディ・カークがスティールギターとフィドルを伴奏に歌う。オリジナルのGeorge Morganよりもスイング調で素敵。フィドルの演奏も最近のフィドラーには聴かれないおしゃれなスタイルで参考になりそう
(3)Moon Over Montana(モンタナの夜)・・ジミー・ウェイクリーがヨーデルを入れて歌う西部調の唄。なんとも素敵な雰囲気で西部の秋の夕暮れを思わせる
(4)I Love You Because ・・・・・・・・・・・・・・・・レオン・ペインの自作自演の純愛歌で、カントリーの不朽の名曲。フィドルがわざと下手に弾いているように感じるんですが、いざ真似て弾いてみようとしても同じ音が出せないですよ・・・何ともいえないヒルビリーの雰囲気です
(5)Bimbo・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロッド・モリスの自作自演。Jim Reevesでヒットした曲ですが、オリジナルを聴くとやはり違った良さがあります
(6)The Tie That Bind Have Been Broken・オクラホマ・スゥイートハーツは女性だけのコーラスグループ 。きれいなマンドリンの伴奏が素晴らしくてゆったりしたコーラスにはなを添えていて、今聴いても癒し系という感じ
(7)Dixie Cannon Ball・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジェンクス・テックス・カーマンは弦を高くしたギターを横にしてスティールギターのように弾いています。これはハンク・ウィリアムスでも有名なTrain Song。とってもユニークなヒルビリー臭プンプンの歌手ですが、有名だったのかLPレコード数枚のほか、ドイツのベアファミリーからCD、DVDも出されています。現代ではこのような歌手の活躍は考えられないでしょう、50年代の度量の大きさを感じます
(8)I'll Baby, Sit With You ・・・・・・・・・・ファーリン・ハスキーが歯切れのよいリズムに乗ってややコミカルに、ジャジーに歌う。ファーリンに良く合うスタイル
(9)Humpty Dumpty Boogie・・・・・・・・・・・・・・・ ハンク・トンプソンのウェスタン・スイングはスルメの味だなあ、(咬むほどに)聴けば聴くほど味が出る
(10)Heartbreak Express・・・・・・・・・・・・・・・ カール・バトラーが歌うTrain Song。この人もダイナマイトボイスと云われて豪快なホンキートンク歌手でした。この後のコロンビア レコード時代に全盛時代があります
(11)That's Me Without You・・・・・・・・・・・・ ソニー・ジェイムズの駆け出し時代は純カントリーで、後年の「Southern Gentleman」といわれたモダンカントリー時代とは違った趣きです
(12)Steel Guitar Rag・・・・・・・・・・・・・・・・・マール・トラヴィス。この曲は普通はスティ-ルギターの演奏だけの場合が多いのですが、マールは管楽器を入れてややジャジーに歌っています・・・マール・トラヴィスには時代を超えた洒脱な感じがあります(と、僕は思っています)
2枚目に続く
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