西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

7/21(亡き弟の誕生日)でブルーグラスを聴く

2020年07月26日 | ブルーグラス音楽

   

 

令和2年7月21日 (弟の誕生日)ブルーグラス音楽を聴く  

亡くなった2歳下の弟の誕生日だったので彼が遺したCDを3枚聴いた。 

カントリーやブルーグラスが好きになったのは兄である私の影響でしたが、だんだんと自分なりの好みが出てきてからは弟も独自の道を歩み始めた。ここに載せたのはLester FlattとMac WisemanというBluegrass music の第一世代の歌手。それぞれが自分のバンドを持って活躍していたけれど年々ブルーグラスの第一世代が少なくなってきたせいかこのように一緒にレコーディングこともする出てきたんですね。大物歌手のカップリングの走りのようなアルバムですが、CD時代になって幾つかのレコードから選曲して今回のCDになったというわけです。 

二人とも若い時代にビル・モンローのバンド  The Bluegrass boys にいたことがあるので旧知の仲間みたいなものです。歳をとってきてからの録音のせいかブルーグラスミュージックが本来持っているドライブのかかった緊迫感とかスピード感はなくてどちらかと言えばミディアムテンポのカントリーに近い音作りになっています。バンジョー、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、フラットマンドリンが入っていてもね。だから全体的にはゆったりとしたドーブローギターがいい雰囲気を出しています。 でもこれは仕方はないね。 

それに比べるとジム&ジェシーの方ははるかにブルーグラス本来のドライブのかかった曲が多いし兄弟のデュエットが素晴らしい。グランド・オール・オープリー出演25年記念として出された1991年発売のCDとのことでゲストにエミルー・ハリス、リッキー・スキャッグス、ポーター・ワゴナー、マック・ワイズマン、ビル・モンローなどが曲によって参加している。弟ジェシーの弾くマンドリンはクロマチック奏法というんですが、僕はマンドリンはトレモロスタイルの方がマンドリンらしさがある・・・といって弟と議論しあったのが昨日のことのようで懐かしい。 もう1枚のCDは別の機会に載せたい

 

 

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1 コメント

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ブルーグラスを聴くと…。 (凸椪)
2020-08-04 14:00:08
ブルーグラスを聴くと、若い頃を思い出します。聴き始めたのは約半世紀前ですが、その頃は第一世代のアーティストもまだ健在で、夏場にはアメリカ各地の野外フェスティバルで演奏活動を展開していたり、オフシーズン(?)には来日公演もあったのを覚えています。福岡県でも公演が行われたと思いますが、東都では Jim & Jesse 一行のコンサートを観ました。当時はBG界にもエレクトリック化の波が来ていたらしく、彼らや Osborne Bros. なんかは電気楽器を取り入れたカントリー風の曲をレコーディングしていたりでしたが、ライブでは(ベースを除き)すべて生楽器でトラディショナルな曲も含めて演ってくれていたと思います。
Jesse McRaynolds のマンドリン演奏はテクニカルなだけでなく、何とも音色が素晴らしさはLP音源通り。ライブのノリもご機嫌で、彼らの人柄の良さも窺い知れて大満足だったと思います。確か大阪城をバックにしたジャケットのライブアルバムも出されていたと思います。
Lester Flatt は、Scruggs と離れて独自のバンドを組んで活躍された頃に、Mac Wiseman と共演した超レア音源だと思いますが、ライブで共演したり、他に何枚かLPを吹き込んでいたのを覚えています。私も弟君とは同年代かと想いますが、先生が仰られるように米BG界の第一世代が旅立たれた現在では、本当に懐かしく思い、せめてギターでも覚えて置けば良かったと…。

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