西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

西部劇 ” アパッチ族の最後 ” を見た

2015年10月26日 | 西部劇映画
  
ロバート・テイラー西部劇 ”アパッチ族の最後( Ambush )” を見た 
MGM 1949年 MGM映画 監督:サム・ウッド 1950(昭和25)年日本公開 モノクロ
 

ホントにびっくりしたなぁ、この作品が見ることが出来るようになるなんて思いもしなかった。私は20歳台の頃から東京に行く機会がある時は必ずといっていいほど神田神保町にある古書店街を訪ねるのが好きでした・・・・・父、弟がいた東京、鎌倉に嫁に行った姉もいたので年に1回は行く機会があった。若い頃は時間があってもお金がない、仕事が忙しくなってからは暇がないーだったので色々工夫して中古レコードを買ったり大好きな西部劇の古~いパンフレットやプレスシート ( これは始めは何のことか判らなかったですが、press=報道機関への封切り映画の内容説明とでもいうのかな? )とかいったものを値段の安いものばっかり2~3枚づつ買い集めてきた、そして30数年たった結果たくさん。 

この西部劇についていうと、” この作品は恐らく一生見ることは出来ないだろうなぁ ” と思いながらも表紙デザインに魅せられて買って解説を読んで満足したものです。 紙質はワラ半紙で裏が透けて見えるほどに粗末、でもデザインが西部劇らしくてそそるものが多かったので買っておいたものです、内容も濃いものです。それが今、”西部劇パーフェクトコレクション ”( 各巻10作品収録 ) なる廉価DVD-BOX セットがシリーズで続いていて、見たくても見ることが出来なかった西部劇作品が現実に見ることが出来るようになったり、今後もその可能性が断然大きくなってきたのですから嬉しいです。 
 
この西部劇は大きく分けて4つの事柄を組み合わせた構成になっています 
(1)インディアンにさらわれた若い白人女性の救出に向けての騎兵隊の動き 
(2)騎兵隊中尉と身持ちの悪い一兵卒の騎兵隊員の妻との不倫 
(3)さらわれた白人女性の妹をめぐって主人公と騎兵隊大尉との恋のさやあて 
(4)騎兵隊とインディアンとの戦闘 
   
<ストーリー>1878年アリゾナ。酋長ディアブリトに率いられたアパッチが支配する山岳地帯で金鉱探索を行なっている主人公キンズマン(ロバート・テイラー)が騎兵隊に雇われている偵察員ホリー老人(ジョン・マッキンタイヤー)とともにアパッチに追われて辛うじて危機を脱してカンブル砦に逃げ帰った。キンズマンはすぐに砦の隊長プレヴァリー少佐(レオン・エームス)から元将軍の娘だというアン(アーリン・ダル)を紹介される、アパッチに襲われた測量隊に同行していて一人生き残ってさらわれたと思われるアンの姉メアリーを奪還するよう依頼されたのだ。一旦は断るがアンの熱意に心を動かされていく。 
   
隊内では身持ちの悪い兵隊カノヴァン(ブルース・カウリング)はその妻マーサ(ジーン・ヘイゲン)とデラニー中尉(ドン・テイラー)との仲の件でいざかいを起こし砦の隊長プレヴァリー少佐まで刺して重傷を負わせ、脱走してしまうのだった。 

隊長代理を務めることになったロリソン大尉(ジョン・ホディアク)はアンと恋仲だったが、アンの方は主人公キンズマンにも心惹かれていく。 
いよいよディアブリト率いるアパッチの本拠を襲撃することになってロリソン大尉率いる騎兵隊が出発する。途中ウォルバーソン大尉(例レイ・ティール)の別働隊は偵察員ホリー老人の先導で山頂に向かい、ロリソン大尉の本隊はキンズマンの案内で麓の方に回ることとなった。キンズマンの作戦でインディアンの馬を追い払い勝利をおさめることになったが生き残った酋長デアブリトの一隊は辛うじて敗走しロリソンの部隊を待ち伏せする・・・・・ああロリソン大尉の率いる騎兵隊は全滅することに、そしてキンズマンの別働隊の運命は・・・・・ということで面白くとにかく見てみることをお奨めします。途中で捕虜となるインディアンの男タナ(チーフ・サンダークラウド)も不気味な存在・・・・・なかなかの秀作西部劇と思います。画質もよいDVDです 
 
     

ロバート・テイラー(1911~1969年ネブラスカ州出身)といえば私の世代ではリアルタイムで見ることは出来なかった俳優さんです。後年名画座などでたびたびお目にかかったビビアン・リーとの共演で ”哀愁 ” という戦時下のロマンス映画が有名だと思いますが、西部劇にもけっこう出ているんですね。ハンサムですが西部劇では渋い感じでなかなかの好漢ぶりです。 
ところで、”Ambush ” を辞書で引いてみると待伏せ(して襲うこと)とありました・・・・・そうです、映画の中でもインディアンが待ち伏せする・・・・・というシーンがあるんです。これが意外な待ち伏せの仕方でこの西部劇を印象に残るものにしていると思っています。 こんな単語はすぐ覚えてしまうんだから・・・・・ったくしょうがないです(smile)。写真がぼやけて載せられなものが多々あったので未完成につき後日に続く

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2 コメント

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『アパッチ~』 (凸椪)
2015-10-27 17:06:07
この『アパッチ族の最後』も面白そうですねぇ??僕も行きつけの店で、度々DVD化されたB級(?)作品を購入します。最近はR・ロジャース主演『愛馬トリガー』と、劇中でJ・ウェインがギターを爪弾き歌う『ユタから来た男』をゲットしましたが、この『アパッチ族のの最後』も探してみようと思います。
以前にテレビ放映で一度だけ視た『アパッチ騎兵隊』というのも見たいと思っています。アパッチ族に囲まれ兵糧攻めに遭った騎兵隊砦の中での人間模様が描かれた作品で、レックス・バーガーという俳優が主演。若き日のベン・ジョンソンやスチュアート・ホイットマンなんかも出ていたらしいです。
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アパッチ族の最後2 (ハンク秋山)
2015-11-01 20:33:43
凸木並様コメント有難うございます・・・・「アパッチ族の最後」は面白かったです。がっかりするような作品もありますがやはり1950年代の西部劇は優れた作品が多いですね。マカロニ ウェスタンのような考えられないような動きとか突拍子もないようなどんでん返しみたいなものはありませんし、うまく表現できませんがやはり自然な西部の匂い~香りみたいなものが感じられるんですよね。ロバート・テイラー主演の西部劇も違った味があって他の作品も見てみたいと思わせるところがあります。西部劇パーフェクトコレクションシリーズは安価で優れものです・・・・・パーフェクトというのが何を意味しているのか気になります・・・・日本公開の西部劇を全てというのであれば楽しみです。私が希望しているものに「モンタナの西」と「大酋長」という作品があるんですが期待しているんです
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