西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

ジェームズ・スチュアート西部劇 「遠い国」 を見た

2024年03月11日 | 西部劇映画

ジェームズ・スチュアート西部劇「遠い国」を見た 

遠い国(the Far Country)1952年 ユニバーサル映画 監督アンソニー・マン 1953年日本公開

この映画は2回目の鑑賞、私の世代ではリアルタイムで見ることが出来なかった作品です。後年にもそんなに話題になるような西部劇ではなかった気がします……でもアンソニー・マン監督とジェームズ・スチュアートが組んだ作品とくればどうしても気になるし、西部劇研究家と自称している身としてはこのような作品が大事。 2月から月曜日が休みになったのでDVD を見直してみた。DVDの表紙画像よりも昔の日本のポスターの方がずっとインパクトがあっていいなあ。

ストーリーを語る前にこの作品にはカナダでもゴールドラッシュがあったという歴史的な時代背景と主人公達がアメリカ西海岸のシアトルからアラスカのスキャグウェイへ、さらにそこから奥地へ移動してアラスカとの国境に近いカナダのドーソンに向かうといったように地名を知る地理的な知識が必要で、それを知って見るとより映画がわかりやすいと思います(地図は後日載せる予定)私は若い頃に東京の古本屋さんで買ったパンフレットを持っているのでその解説を参考にして物語 を追ってみます。 

<ストーリー>時は1896(明治29)年の頃、アメリカのワイオミングから牛を追って西海岸シアトルに来たジェフ(ジェームズ・スチュアート)と相棒のベン(ウォルター・ブレナン)はそこからアラスカのスキャグウェイまで船で牛を運び一儲けするつもりだった。シアトルでもスキャグウェイでもちょっとした事件に巻き込まれてしまう。いずれもロンダ(ルス・ローマン)いう酒場を経営する女に助けられた。しかし、スキャグウェイでは町の顔役で自分が法律だと豪語するギャノン(ジョン・マッキンタイア)に牛を没収されてしまう。文無しになった2人はゴールドラッシュの町ドーソンに新しく酒場を開こうとするロンダ一行のガイドに雇われて出立する。途中大自然の脅威(雪崩など)に逢いながらも何とかドーソンに着く。

左上からJ.マッキンタイア…大抵は悪役でここでも憎たらしさ発揮🤣J.スチュアート、酒場のマダム役のルス・ローマン、ジェフに好意を持っているがソバカスと呼ばれて相手にされない医者の娘ルネ役のコリンヌ・カルヴェ…でもジェフにとって重要な役割がある娘。

さて、ゴールドラッシュに沸くドーソンでは金採掘の町の例にもれず殺人、土地の強奪などの悪事に見舞われるようになる。金の匂いを嗅ぎつけたギャノン一味も町にやって来たのだ……健全な町の発展を願う町民達とは裏腹に悪徳の町と化していくドーソン。金採掘で潤ったジェフは相棒のベンと町を去ろうとするが、ギャノン一味に襲われる。ベンは撃たれて死にジェフも重傷を負う……さあこの辺りから終局に向けて俄然話が盛り上がってくる……🤣勝ち気な2人の女…酒場のマダムと小娘の運命は…嗚呼ジェフの運命は……てな訳🤣 

小道具としてジェフの馬の鞍に付けた鈴が効いています。

*ひと言*

色んなテレビ西部劇を見ているおかげでたくさんの脇役スターの名前を憶えてしまい出て来る度にアッ○○だ!○○が出ている!とまで言えるようになった。これはこれで楽しい……この映画でもギョロ目のジャック・イーラム、二挺拳銃の悪漢でロバート・ウィルクが出ているし、他にもヘンリー・モーガン、ジェイ・C・フリッペン、ロイヤル・ダノ等々 多士済々🤣 前の3人なんかゲイリー・クーパーの「真昼の決闘」にも出ている人違だしなあ 悪役も大活躍の時代だったんだなあ🤣

なお、カナダのアルバータ州ジャスパー国立公園にロケしたという風景も素晴らしく見ていてもスケールの大きさを感じます。私にとっては西部劇は元気の源(もと)🤣 未完成につき続く

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