「時代劇博物館」(1993=平成5年 社会思想社 現代教養文庫 島野功緒 著)
Book Offで目に付いて108円で買った。 帯に謳ってある口上・・・「銀幕を彩ったチャンバラの美学・映画草創期からテレビ時代劇まで、歴代のチャンバラスターを俎上にあげ、チャンバラ芸の奥の深さ醍醐味を語る。時代劇には欠かせない陰の主役、殺陣師の系譜、殺陣論を収録したユニークな映画史。」・・・だって(smile)
序にかえて・・・の文に「昭和30年代前半までに生まれた男性は、棒きれを振りまわしてチャンバラごっこに夢中になった経験を必ず持っているはずである。--いつのころからか子供はチャンバラごっこをしなくなった。” 時代劇なんて封建時代の遺物。あんな残酷な遊びがなくなったのはよいことだ ” と言う '進歩的' 母親も少なくないらしい。しかし、これは終戦直後、時代劇製作を禁止した占領軍と同じ短絡志向であろう。」・・・とあって さらに「 子供たちは、時代劇によって正義感、悪を憎む心を育てられた。大人になって、映画と現実の差を痛いほど思い知らされ、だからこそなお、時代劇のなかに夢を求めたのである。少年の非行化が増えたのは、子供がチャンバラをしなくなった時代から始まった・・・・と私は独断している。」と述べてあります。 アハハ!曲論だけど私には一理あるなあ・・・と思える(smile)
私の小学校低学年の頃は時代劇映画が好きなおばあちゃん(母の母)のお守り役を仰せつかって・・・というよりか単なる付録(無料だから)でくっついていって映画を見た。今思い返してみると祖母はどうも渋い俳優よりも派手な俳優さんが好きだったみたいだ・・・片岡千恵蔵よりか長谷川和夫とか市川右太衛門ね(smile)
文庫本の表紙のイラストを見て これは誰れ、あれは誰れとあてられる人は相当な年配者か熱烈ファンね(smile)・・・・面白いのでこの本ちょっと追っかけてみよう・・・次回に続く
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