銚子・角巳之・三代目

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再び・エントロピー増大の法則

2019年07月30日 | 日記・エッセイ・コラム
昨年の7月に咲き誇り、枯れ...。茎を切断され、球根の状態で冬(夏)眠...。
度重なる台風に晒され、寒暑に抗い、気が付いたら再び春先に目を出し...。
この3ケ月ほど、目下最大の関心事と成長を楽しみに眺めながら、そして
ついにその日が来てしまいました...(枯れてしまいました)。咲くまでの時間
の何と長く楽しく、咲いた後の時間の何と短く切ない...。咲いた花は枯れるが、
枯れた花は元には戻らない(不可逆的)...。で、枯れたカサブランカを眺めながら、
タイトルの言葉を思い出した...。と言う次第であります。過去にも何度かこの
言葉(エントロピー)を使いました...。それだけ年を取ったのか、地方暮らし、
零細自営業者であるが故なのか分かりませんが、どうも最近この言葉を思い出す
機会が多い...。エントロピー、熱力学云々と難しい事は省略。その言葉が使われる
際に、その世界観として表現されているもの...、私は諸行無常だと...。光は翳り、
色は褪せ、人は老い...。誰しもこの法則からは逃れられない...。無常とは常無し
であり、いつも“ある”のが当たり前と思っていたこと、その当たり前なんかある訳
ないじゃないですか...と。そうであるなら、もっと真摯に目の前の事に向き合って...。
心意気だけでもそうありたいと思っております。明日は、この茎の断髪(茎)式?
を敢行予定です。花は枯れたけれど、球根に魂が残っており、正しい処置をして
あれば、来年再び花が咲く(かも)...と。