銚子・角巳之・三代目

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サバ戦争!

2011年10月15日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7066_2 銚子港の水揚げの約半分を占めるサバ...。銚子港の水揚げ量が年間22~23万トンですから、サバだけで約10万トン....。この数量は日本全体のサバ水揚げ量の20%前後に相当するようです。しかしながら、多くは0~1歳の小型サバであり、食用には向かず、飼料等になってしまう....よって、世の中の趨勢を鑑みれば、これらをエサと決めつけずに食べ方の工夫を。未利用魚の有効活用を!となるのですが、ここでは省略します。30年前は脂の乗った大型のマサバだけで、太平洋全体の水揚げ高が150万トン以上あったのだそうです。国内で脂の乗ったサバが少なくなり、探してみたらあるじゃん...。ノルウェーに。ということで、昨今の塩サバの主力はノルウェー産サバが用いられているようであり、実際、脂が乗って非常に美味しい....。でも...、銚子でサバの水揚げに立ち会うたびに、違和感がありましたが....詳しくはいずれ...。そのノルウェーを含む北欧のサバ戦争(資源争奪戦)であるがゆえに、日本の食卓にも影響が....。という論旨でありました。何でも、温暖化の影響で冷たい海水を好むサバの回遊がノルウェー沖から北上。そこはノルウェーではなく、アイスランドの排他的経済水域。排他的経済水域...(要するに国際的にその海域内では自由に漁業を営んで良いとされている水域)...。サバ加工に定評のあるノルウェーではなく、アイスランドでの水揚げが増え、乱獲も懸念され、そのサバを巡って....。何でも日本国内のサバ消費における90%がノルウェー産なんだそうです。日本以外にサバを食べる国も増えてるとかで、現地価格も上昇中...。現在は円高で日本向けはその相殺効果で価格は維持されているものの、円安に振れる、あるいは資源が戦略物資化され、買えなくなる....事態も現実味を帯びていると.....。水揚げで見た違和感...。国内物はエサに、食用は輸入で....。振り子が逆方向に動き出しているように思います。続きは次回に。明日から3日ほど東京におります。日比谷公園でのイベントなどに参加予定です。来週の半ばは千葉市に....。更新は来週末になるかと....。