銚子・角巳之・三代目

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当事者と評論家...①

2011年10月10日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7068 昨日、中学生のバスケの試合を観客席で見ながら...。観客席から聞こえてくるにわか評論家は、あっちはガラガラじゃねえか、なんでこっちにパスすんだ...。ほんとに言いたいことばかり...(笑) ちょっと経験したことがある評論家は、そうは言っても、やってる奴らはプレッシャーと疲労で視野が狭くなってるんだよ...。もっと知ってる評論家は、だから普段から、そういう状況を前提にした練習したり、体力つけないと...、技術以前の問題よ....と。でも当事者は....。何を思って試合をしているのだろうか?...と。ここでいう当事者とはどこまでを指すのか?ちょっと理屈っぽくなって参りましたが..。試合に出ている人だけか?いや違う、控えの選手やスタッフを含めてチームだ。試合だけでなく、練習や、学校生活の仲間も広い意味では当事者かと。コーチはもちろん、先生方も、ご両親もそうだろう、たくさん観戦に来ていたじいちゃん、ばあちゃんも入るかもしれない...。さてさて、我々40代が就職活動をしていた時、人気企業ランキングなるものがあって、多くは今でも優良企業として君臨しているけれど、中には経営危機に陥り、40代にして早くも早期退職勧奨、出向、転籍...などなどの状況におられる方も多いと聞きます。超有名企業の危機に、再建に乗り込んだ方々が口にした言葉。あなた方は当事者ですからね....。今の危機を作ったのは、前の経営陣であって、私たちは被害者だ。会社がこうなってしまったせいで住宅ローンも滞り、ああでもない、こうでもない...云々。そこで再び、あなた方は当事者ですからね。当事者。その意味、お分かりですか?...と。誰々ちゃんのパスが悪かったから、シュートが入らなかった、コーチの指導が悪い、そういえば、あれもこれも、みんな私以外の誰かが悪い....。そこでさらに、あなた方は当事者ですからね....。幸いなことに、中学生は清々しい....。文句は言うけれど、目の前の目標が明確になったり、何かちょっとしたキッカケがあると、変わる。当事者意識が芽生え、責任感が増す。人を非難する前に自分の責任を果たそうとする。何かの標語にありました、思いが変わると、行動が変わる、行動が変わると、人生が変わる....。続きは次回に。