銚子・角巳之・三代目

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新事務所から!

2011年10月09日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_7062 本日(10/9)、銚子では、黒潮よさこい、さんま祭り...中学バスケの県大会出場をかけた地区予選....。行事が盛り沢山であります。あちらこちらに顔出しながら、それら各々の会場からそう遠くない場所に位置する新事務所より、初更新をさせていただいております。写真はこれまた会場近く・銚子円福寺並びにあります、甚作さんの天ぷら。アナゴの、あれ、そうあれであります。銀アナゴ。魚の姿、形については、バックナンバー、銚子の魚をご参照下さい。確か、銀アナゴ、あるいはキツネとして掲載させて頂いたかと思います。銀アナゴ....。全国的に叫ばれている、いわゆる未利用魚の一種とされております....。未利用魚という名前がどうも好きになれず、では何と呼ぼうか?ということでありました、専門家に問い合わせますと、総称アナゴで全く間違いないが、銀アナゴという名前があるんだから、銀アナゴでいいじゃないですか?..。しかも100%銚子港水揚げですよ...と。便宜的に言えば、確かに今まではあまり価値を見出されず、未利用であった魚であることに違いはありませんが、未利用魚とは曰く、ヒラメやホウボウ、タイやカレイと同じ海域、同じ網で捕獲されながら、人間様の都合で追いやられ、価値を見出されずにいた魚たち。本来であれば、価値を見出す努力をせずにごめんなさい...魚であろう...と思う次第であります。そんな魚どこかにあったな~ということなんですが、あれです、あれ、キンメダイ。30年前、キンメダイ様に向かって人は何て言ってたっけな~と。金魚みてえな気持ち悪い魚...。それが今や最高級魚の代名詞。漁師さんや関係者の努力の賜物でありますが、だいたい評価が上がってくると関係者が増えてくるのは世の常でして....。そのキンメ、最近は漁獲量が減っており、水揚げ相場も天井知らずのように上がっております。量が減っても単価が上がり、水揚げ総額は前年と同じくらいということですが、心ある方々からは不安の声が...。高く評価してくれるのは嬉しいけれど、銚子の浜値、5000円/㎏近くになっているキンメは築地やその他市場でいくらになるんだろう....。これ以上値段が上がったら食べてくれる人がいなくなってしまうのでは....。そんなの、だったら中国に輸出しなよ...という声があります。いくらでも高値で売れるぜ....。こういう意見に違和感があるのは私だけでしょうか?30年後に銀アナゴはどうなっているんだろう、そもそもそれらを獲ってくる漁師さんは残っているだろうか....。様々な思いが去来する中、今は銀アナゴ君をみんなで世に出そうと、日に日にその輪が大きくなっているのを感じております。