銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

何をして...②

2008年01月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2391 世の中、勝ち組・負け組とか嫌な言葉が氾濫しております。子供の世界にまで波及しているのだそうです。お前の親父は....。うちは.....。お父さんの勤務している会社が大企業だから、子供の俺も勝ち組だ...。そんなところなんでしょう。それは従来から惰性で続く、一つのモノサシによるものらしい.....。本当に馬鹿らしい事であります。勝ち組企業の負け社員、負け組企業の勝ち社員なんて言葉も聞きました。企業も合併、合併でポストが少なくなり、今まで課長くらいには、支店長くらいにはなって退職したいな~。という願いも厳しくなり、若手社員は出世なんかしたくないです...。残業付かないし、何もいいこと無いでしょ...。という事なんだそうです。まあ聞きかじりですし、そんなのばかりじゃないんでしょうが...。さて、何をして勝ちとするか?という事であります。支店長になることを目標にしていた方がおります。会社の常識は社会の非常識....、と言い、他のことには目もくれず、出世競争に邁進しておりましたが、まさか?...、会社が倒産してしまった....。船が沈みかけているのに、俺は一等客室だ。と言っているに等しい。外から見れば滑稽な話なのに、当事者は...。何をして勝ちとするか?少なくとも地位や肩書きではないようです。さて皆さんはどう思われますか? 昨日の駅伝の話。大阪にある陸上の名門中学のお話。この学校は全国大会の常連でありますが、中学に入学し、陸上部に入部した時点で、3年時の全国大会に自分が出場している姿を想起させ、それまでに何をすべきか?を徹底的に指導するそうです。準備も凄まじい。ここの生徒さん、気温30度、降水確率0%の予報時であっても、使い捨てカイロや傘を持参するとか。この話を拝聴してさすがと思いました。この姿勢....。最後に、優勝校の方々に水を差す訳ではありませんが、一つの文章を。血みどろの戦いに勝利した日露戦争。その勝利を決定付けた日本海海戦に勝利した連合艦隊の解散文。神明はただ平素の鍛錬に努め、戦わずしてすでに勝てるものに勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して地平に安んずるものより、ただちにこれを奪う。古人曰く、勝って兜の緒を締めよ。と。何度か掲載しております、秋山真之起草の文章であります。