銚子・角巳之・三代目

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何をして...④

2008年01月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2398 こんな事ばかり書いていると、ネタ切れだな~。とか、感情に乱れが...、と思われるのですが...。本人いたってマイペースであります。ただ何かが変わってきていることは事実。それが何だか分かりませんが、周囲から気が狂ったのか?と思われるほど駆け回ってきたら、心の持ちよう次第で風景はいかようにも見える。これを実感している事は事実です。さて何をして勝ちとするか? 戦争のことばかり引き合いに出して恐縮でありますが、その是非はともかく、人間が極限状態で下す判断の好例としてしばしば登場するので....。日露戦争において、日本が戦わねばならないロシアはその財政力、軍事力共に日本の数十倍。明治時代の世界は帝国主義・弱肉強食、難くせ付けて戦争に持ち込み、力でねじ伏せ植民地に。という時代です。外交交渉を重ね、話せばわかる。何て時代じゃない。実際、当時世界最強のロシアに戦って勝てるなんて思っている人はいない。ただ恐れおののく....。戦争回避のため、あらゆる手段を尽くすも、ロシアの返答は当時の外務大臣・陸奥宗光(竜馬の一番弟子)をして、史上これ以上無礼な回答はあるまい....。と言わしめた内容。極東の黄色人種、マカーキー(ロシア語で猿)....。その後の世まで問題となる黄禍論(こうかろん・詳細はいずれ)まで飛び出す。維新からわずか数十年の小国であっても、ここまでバカにされ、国民の安全が脅かされる現状はもはや武力に訴えるしかない。しかし戦争に及んで勝てる見込みはない。負け=植民地でである....。ここで明治の日本人は、自分達の出来るあらゆる手段を講じて、したたかに生き残りの道を模索する。自らの数十倍の敵に対して、どのように戦い、何をして勝ちとするか?勝てないまでも、負けない道はないのか?植民地にされず独立国家として生きていくためにはどうすれば良いのか?戦争賛美でも何でもなく、この時代の日本人は、国際社会で生き抜く知恵と勇気を持っていた訳です。ロシアは勝てなければ負けだが、日本は負けなければ勝ち...。この領域、非常に深く、現代においても非常に示唆に富む問題提起を内包しております。続きは明日。写真のカモメ、相変わらず緊張感無く、ダレダレでした....。