銚子・角巳之・三代目

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仕事始め!

2008年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2367 本日から仕事始めのところ、多いと思います。銚子の魚市場も本日からでありました。また“日常”が戻って参ります。帰省が義務感になってしまった方も、楽しいイベントの方もおられると思いますが、世の中には正月休み無関係の方も多い。本日も九州・四国船籍のマグロ延縄船が水揚げを行っておりました。正月は海の上だったようです。元旦営業のスーパーも増えました。当然休みなく社員の方々は働いております....。物事は一方向だけから決して見てはいけない。昨年末にそんな事を書いたかと思います。同じ正月と言っても、みなそれぞれ。自分達と違う生活を送っている方々もいる訳です。で、こういう方々のお陰で便利で豊かな生活が維持されている...。皆さん家庭があったり、予定があったりするのに....。お疲れ様です、ご苦労様、有り難う....。こういう言葉が出てきて当然かと思いますが、自分の生活パターンと違う生活をしている方々を認めない人がおります。元旦に働いているやつなんかいない...!仕事じゃない遊んでるだけだ...。お気の毒な考え方であります。スーパーの経営者の方々、本当のところは社員にも家族がいるし、正月くらいゆっくり休ませてあげたい。と思っております。これ本音。ただ日本人の生活様式が変わってきた。変化対応業と呼ばれる流通業。対応せざるを得ない。それに合わせるようにメーカーも運送業者も、みな歩調を合わす。スーパーのわがままで。ではなくて、日本人の生活様式の変化であります。10年くらい前までは、元旦営業は稀で、大晦日の売り場など、買い洩れの無いようにと、それこそ戦場のような様子でありました。商品を売り場に並べに行こうとする途中ですべて売れ切れる。今は元旦営業が常態化しており、何も大晦日に買いだめしなくたって....。年末“らしさ”正月“らしさ”が年々なくなっていく。という声を良く聞きますが、要するに日本人の生活様式の変化がそうさせている。戦後体制の枠組みが崩壊を始め、躁(そう)の時代から鬱(うつ)の時代へと突入。大きな不安の時代に、ますます自己中心的で独善的な方々が増えていくことは歴史を見れば明らかであります。そこで他者を認め、許せる寛容さを持ち得るかいなか?これからの時代は経済的な価値のみによる格差よりも、人間力の格差が一段と激しくなっていくものと思います。かつて17年間過ごした東京。その東京の方々の帰省の様子を3年間見て参りました。収入その他、こちらから見れば恵まれているな~。と思っている方々の口から出るのは会社や身内の悪口、愚痴、不平不満....。みな一様に、東京の生活は大変だ...。年々顔つきが険しくなっているように思います。そこで一言、お前は良いよな~。気楽で....。地方都市の日常を何もご存じない方のこのセリフ...。経済的に勝ち組(嫌な言葉ですね)と言われている方、何に勝っているんですかね。生活様式の強制変更を益々強いられていきそうな2008年、地方都市胎動の予感が致します。今年も“あるもの探し”に励みます。