銚子・角巳之・三代目

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イシモチ

2010年08月10日 | 銚子の魚

028 030 最近、ブログの更新が本当に気まぐれであります....。地元の方々にもかなり面が割れておりますので、時々道端からサボるなよ....の掛け声が....。何かそんな日常の中にこのブログが組み込まれていること嬉しく思いますが、今後も更新は気まぐれになることお許し下さい。投稿だけでなく、メール等賜っている方々も多いのですが最近は返信もままならず....。これまた何卒ご無礼をお許し下さい。先般投稿頂きました寒天でありますが、いろいろ聞いて参りましたが、やはり、ところてん...かと。総称・寒天でもいいようですが....。まずは取り急ぎ御礼まで。有難うございました。心太と書いて“ところてん”、これが読めれば漢字検定1級くらいでしょうか?.....。さてさて、今年は何なんでしょう。あちらこちらで何かが釣れている....。写真は銚子第三市場(ウォッセ近く)午後4時くらいの風景であります。漁協さんに所要があり、第三魚市場に出向くと、岸壁に人だかり....。バケツ覗いたらイシモチやら、カレイやら、中にはシャコ、カニまで....。何だ何だと歩いていたら目の前で良型(25cmくらいでしょうか)のイシモチが.....。科学大近くではキスが、利根川河口(大橋周辺)ではスズキ(シーバスですね)が、その他....。太公望氏、釣りの神から、銚子のポイントは危険なところも多く、立ち入り禁止区域には絶対に入らない、ライフジャケット、靴等ポイントにあった装備を。そしてマナーを守って楽しく!....と。


ブドウ&ボタン

2010年04月15日 | 銚子の魚

042 043 最近、銚子港で朝揚がった魚の詰め合わせ“鮮魚セット”なるものの販売もさせて頂いております。で、必ずリクエストがあるのが写真、ブドウエビとボタンエビ....。ほとんどの方々、銚子で本当にブドウやボタンが揚がるのか?とおっしゃられますが、ならば是非銚子港にお越しになり、その目でご確認下さい.....と。船舶の省力化の一環で、従来の70㌧型から19㌧型(詳細はいずれ)になった沖合底引きの新船での水揚が増えております。小型になった分、駆動力が良く、果敢にエビの棚を探索しているようです。鮮度劣化が早いので、本当は銚子へお越しになり、銚子の飲食店等で食すのが一番ですが、先般、東京のお客様方より、あまりに美味いので....というお手紙を頂き、つい嬉しくなって掲載してしまいました.....。銚子で“量”の水揚があるのはまき網船団ですが、“種類”を揚げるのが底引き船団。資源保護のため小型の底引きは6月から、大型は7月からそれぞれ8月末日まで禁漁となります....。今年はシケが多く、ブドウ&ボタンはいつでもあるとは限りませんが、これまた出会いか....と。


ながらみ

2008年07月01日 | 銚子の魚

Img_3294 銚子の居酒屋さんで一般的なお通し、ながらみ.....。正式名称は何と言うのでしょうか? 確か九州・宮崎あたりではミナ貝と言ったような....。東京で食べたら、このどんぶり一杯で~円か?...と。ガソリンが180円台、食料品もおしなべて値上げ、しかも、どこまで上がるかわからない状況....。これら一過性の出来事ではなくて、歴史の構造転換=パラダイム・シフトだとすると、(食糧に限定しても)地域の“あるもの”探しに大きな意義を感じるのは私だけでしょうか? お隣の韓国は米国産牛肉の輸入を巡って、暴動が起きているようです。食を巡る世界情勢、大きく、大きく変化しております。その世界に食糧の60%を依存している....。より遠くのモノか? より近くか? より遠くの場合、輸送に大量の燃料を必要とする...。値段は上がる....。CO2の排出も....。より近くのものを食べようというフード・マイレージの概念を持ち出すまでもなく、近くのモノが食べられるのは合理的であり、かつ幸せなことだ。これは間違いでしょうか? 


大アジ

2008年05月31日 | 銚子の魚

Img_3122 大アジ、その味が“大味”なのかどうかわかりませんが、大きな(いや特大という表現が適切でしょうか)、アジが揚がってました。銚子のまき網船(小型の二艘巻き)にて。40㎝くらいあったでしょうか? 私も初めて見ました。何事も過ぎたるは及ばざるが如し...。一般的に魚は小さいものより大きい方が美味しい...。でも大き過ぎると美味しくない...。と言われます。以前、船主の方に食ってみろと30㎝近くあるアジを頂いた事がありますが、感想は、いがいの意外とうめえですね...(大きいアジ、意外と美味しいですね)...。因みに銚子弁で大きいの意味は、“いがい” 我々、銚子一中付近の人間はこれに加えて、“すてっぱず” 昨日市場で、こんなすてっぱずなアジが揚がったどえ~。これで笑えれば、銚子弁達人の域であると私が太鼓判を押して差し上げます....。銚子でも海沿いのお年寄りや、一部の人間しか使わない表現ですが....。何で“すてっぱず”? 由来は?私には皆目見当が付きません....。銚子の読者の皆様方、教えて下さい....。


春日子(かすご)

2008年04月07日 | 銚子の魚

Img_2953 春爛漫と呼ぶに相応しい週末でありましたが、本日から花散らしの雨....かと。散るが故に、一瞬の輝きの素晴らしさが際立つ....。最近何かと話題に上っている映画・“明日への伝言”をふと思い出しました。一生、一代、一仕事....。この辺は改めて。さて、ここ連日、春の風物詩・春日子(かすご)が揚がっております。春日子とはタイの子。特に銚子で言う“ハナダイ”の子供を指すのが一般的のようです。ハナダイ....、関西ではチダイ、中国地方ではレンコダイかと。春の江戸前寿司は春日子で決まり。江戸っ子が大好きな味だそうで....。江戸っ子でなくとも確かに美味いと感じるはずです。特に揚がりたての鮮度抜群のものを味わえるのが銚子の醍醐味....。銚子でもこのハナダイを使った名物料理が出来て、観光客の方などに大変喜ばれているようです。魚へんに春のサワラが出てきて、この春日子、そろそろ田植えで、この時期にカツオ....、入梅時期は銚子のイワシが最高に美味い時期となり、夏が来て、また秋にはサンマ....。すっかり田舎生活が馴染んできたようです。自然の営みに少しは敏感になってきたようです。


ちょっと前まで

2008年04月06日 | 銚子の魚

Img_2954_2 ちょっと前まで、大衆魚の代表格“アジ” ちょっと前までと書かないといけないほど、最近は貴重品になっているようです....。ある会社の役員さんから、うちの商品担当者がアジが無いって言うんだよ。本当か?とお電話を頂きました。百聞は一見にしかずですよ....。という事で銚子へお越し頂きました。浜の相場聞いてビックリ、今までの倍、三倍以上じゃねえか....。これまたちょっと前まで、干物にするにはオランダ産が良い。いやミッドウェー産もいけるよ...。こういう会話良く聞こえてました。原産国表示が義務化される前の話のようですが....。要するに輸入アジが沢山入っていたので、国産アジの漁獲量は減少していたものの、依然としてアジが“大衆魚”の代表格として君臨していられたのです。が、様相一変。世界の水産物輸入の20数パーセントを独り占め出来ていた時代が去り、世界各地で“買い負け”状態。もう高級魚じゃねえか...という事になっております。気が付けば水産業(漁師)の平均年齢も60代後半。どうすんだ....という事であります。イワシの値段が上がったら、何もイワシ食べなくたって死ぬ訳でナシ..、アジも同様、キャベツは?、大根は?農業の平均年齢も60代後半....。今まで大衆商品であったものが、貴重品、高級品になる。そのスピードが非常に速くなっているように感じております。これがダメなら、あれを....。こんなんじゃなくて、根本的に何かおかしいぞ....。こう考えるのが妥当でありましょう。


ヤリイカ

2008年02月29日 | 銚子の魚

Img_2857 シケの間隙を縫って、銚子港・大型底引き船によるヤリイカ漁が最盛期を迎えております。ヤリイカは今が旬。卵を抱えたヤリイカはどんな食べ方でも美味い。マイカ(スルメイカ)の旬は夏で、ヤリは冬。市場でそう教わりましたが、3年も魚市場に通っていると、マイカ=夏、ヤリ=冬....、と思わず、マイカが揚がっているから夏、ヤリが増えてきたから冬、ヤリに卵が入り始めたら、もうすぐ春...。そんな感覚に自然となって参りました。ヤリイカは冬を越え、春が過ぎ、産卵を終えると死んでしまうんだそうです。最近は温暖化だとか何だとか、旬もずいぶん変わってしまったような事を聞きますが....。夏に生まれて大きくなって、年を越した辺りで卵を抱え、産卵して一生を終える...。何か切ない話ですが....。銚子港で今がヤリイカの最盛期。是非、銚子へお越しになり、揚がりたてをご堪能頂きたいと思います。


ボラ

2008年02月27日 | 銚子の魚

Img_2431 ここ数日、銚子の海は大荒れ。水揚げも殆ど有りませんが、利根川河口のボラは連日市場に搬入されて参ります。ややもすれば、何だボラかよ~。となってしまうんですが、需要があるから市場に運ばれて来る訳で....。私の師匠の一人である鮮魚商の三代目に聞いたら、これ名古屋方面に行くんですよ...。どうやって食べるのか良く分かりませんが....。ボラで思い出すのはかつて宮崎で食べたカラスミ。宮崎・都濃(つの)の港に揚がるボラ。漁師さんと提携し、釣り上がった直後に船上で首を折って血抜き。それを宮崎市内の郷土料理店さんが丹念にカラスミへと加工。漁師と料理人のコラボ....。で、出来上がったカラスミ。何だこれチーズか?と思いました。匂いなど全くしない、ねっとりした食感で極上のチーズを食べているような感じでありました。先入観を捨て、その食材が加工される過程のすべての方々が協力する。そして食べる人の事を思って丹念に商品作り...、これ極上の逸品という事であります。あとは食べる人の評価。このカラスミ、驚くような高値で販売されておりましたが、製造が間に合わない。とのことでありました。あのカラスミ知ってしまってから、何だボラかよ~。とは全く思わなくなりました。むしろ価値を見出せなかった自分の方が恥ずかしい...。食べる前は何だボラの卵じゃねえか?と思ってましたから。銚子港に搬入されてくるボラ見ながら、かつての感覚が蘇って参りました。何だ~じゃねえか?こういう素材ないか?と。時あたかも食糧危機が喧伝され、もったいない、循環だ、付加価値だ....。目を凝らせば沢山有るじゃないですか?身の回りに....。でも、手間惜しんだり、汗流すの嫌がったりしたら見えないですよ....。そんな事思っております。


クロダイとキビレ(再掲)

2008年01月29日 | 銚子の魚

Img_2325 パソコン復帰したようです.....が。まだちょっと不安が残ります....。原因は“これ”。よって“これ”を“このように”修正すれば問題は解決。これなら気持ちよく再スタートできるんですが....。目の前で起こっている不都合な状態。時間が経てば解決するならいいんですが、何らかの“処置”をしなければ解決しない事が明らかになっている。でも私はパソコンの専門家ではない。専門家に解決のための手順を訊ねる。その通りにやってみる。でも上手くいかない。また訊ねる....。そんな過程で、専門外の領域であっても、少しずつ知恵が付いてくる....。肉も魚もそうでしたね。何事も同じかと。そして、何の関連も無いように見えた様々な事象が、ある時一つになって重なって見える時があり、専門家では解決できなかった問題が、素人の何気ない一言で解決した....。やはり物事は一方向のみから見てはいけない。前後左右、上下に、斜め....。さて、写真はクロダイとキビレの再掲です。釣りの好きな方なら一目瞭然。あのキビレです。クロダイの一種なんですが、これが釣れると、なんだキビレかよ~。となりますね。またクロダイは一般にマダイと比べて味が劣ると言われておりますが、はたしてそうなんでしょうか? 目隠しテストしたら、クロダイの方が美味しいと言った方多数でありました。味の違いも分からなねえクセに、講釈抜かしやがって...云々と生意気な事を申し上げるつもりはございません。いつものヤツです。先入観に囚われていると美味しいもの逃しますよ....。もっと広く人生観とか。先入観を捨てるのもちょっとした勇気かと。また支離滅裂になりそうです。不本意ながら一時ブログの中断をしてしまいましたが、アクセス数は殆ど変わらず、印旛にいますよ。と書いたら、遠方より読者の方が印旛までお越し下さいました。心より御礼申し上げます。こんなに良くして頂き、有り難いやら恥ずかしいやらでございます。今後さらに精進して参りますので引き続き宜しくお願い申し上げます。ただ問題が根本的に解決した訳でなく、もしかするとまた中断の可能性があります事、何卒ご容赦下さい。それでは本日からリ・スタートです。


クロダイとキビレ

2008年01月24日 | 銚子の魚

Img_2325 パソコンの具合、復旧したようですが...。記事を反映させるまで相当時間が掛かります。原因は調査中であります。写真上がキビレ(クロダイの一種です)、下がクロダイ。長い文章は反映されない恐れがあるので、本日はこの辺で。キビレとクロダイ。後日詳しく掲載致します。