風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

春の風に誘われて

2015-03-16 | 食べ物・お店
2日続けて無ら里さんへ。



昨日はランチ。
春メニューであろうミニランチコースがお目当て。



入り口には古いおひな様。
骨董もののタンスの上に鎮座し
背景のステンドグラスにもよく合っていた。



春の日差しとはいいながら、まだ風が冷たい。
店の中は薪ストーブの柔らかい暖かさ。
窓から見える庭も
新芽がちょこちょこ顔を出しているものの
まだ日陰には残雪。







料理は見た目も味も量も大満足。
豚肉の八幡巻きは
少々甘めのアジアンテイストなソースがgood。
以前からここの手作りピクルスのファンでもある。




一昨日はひとりでぶらり(笑)とお茶しに行った。
薦められるままケーキセットにしたんだけど
このビジュアルはおっさんひとりで食べるにはちと恥ずかしい(^^;
とっても美味しかったんだけどね。
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「朝日新聞 報道写真 1964~2014」

2015-03-15 | 読書






懐かしい写真がいっぱい。
インベーダーゲームに夢中な彼らや
竹の子族の彼らはワタシと同世代だろう。
今どんな生活をしているのかな。

最近のことだと思っていたことが
意外にずーっと前のことだと知って
ちょっと驚き。

「E電」って言葉は一体どこに行った?(笑)
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「ユガフ島」

2015-03-14 | 音楽


#寄る波に揺られて 太陽ぬ日を浴びれば
 胸の中の悲しみが 悲しみ一つ消えるでしょう

 夏至南風が吹いたよ 赤花を揺らして
 島の果てまで幸せを 幸せ運んでくれるでしょう#

ユガフ島」詞・曲:BEGINより

何日か続いた真冬の寒さも緩み
今日は春らしい暖かい日差し。
幸せ運んで来るかな。
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松谷みよ子さん

2015-03-13 | 読書

子どもの頃、
2歳下の妹が好きだった本は「小さいモモちゃん」。
当時から本なら片端から読んでいたワタシも
当然お相伴にあずかった。
「モモちゃんとプー」に出てくるプーがかわいくて
黒猫を飼いたいと思っていたこともある。
モモちゃんとアカネちゃんのお父さんは出て行く。
そんなシーンに心が裂けそうな思いもした。

「龍の子太郎」はいつ読んだんだっけな。
まだ小さい太郎がお母さんの目玉をしゃぶる場面が
いまだにくっきりと心に残っている。
こうやって一言で書くとホラーみたいだが
自らの身を躊躇無く子どもに差し出す親の究極の愛が
ちゃんと子どもにも伝わってきた。
浜田広介や斉藤隆介の作品にもつながる
子どもの心をえぐり、いつまでも記憶に残る作品だった。

「のせてのせて」は
ウチの息子達がまだ赤ちゃんだった頃
よく読んで聞かせた絵本。
2人とも大好きな絵本だったから
何度も何度も読み聞かせ、すっかり覚えてしまったほど。
今でもソラですらすら口から出てくる。
大学時代に一時童話や児童文学を志していたワタシは
赤ちゃん向けのその作品の視点に舌を巻いた。
この車、かっこいいよね。

阪田寛夫さん、まどみちおさん、馬場のぼるさん・・・
小さい頃からおなじみだった
今の社会へも通じる提言を発していた方々が
次々に亡くなっていく。
人の一生は限られたものではあるけれど、残念。
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BRUTUS Casa~世界の民芸とスタイルのあるインテリア~

2015-03-12 | 読書


読書のカテゴリーに入れたけど、雑誌(笑)
初めて買ったインテリア・スタイルのムックだ。
この号は世界の民芸品をインテリアに使う特集記事。
アフリカの椅子やベンチ、東南アジアや南米の小物類、
東ヨーロッパの食器類や中央アジア、中東のファブリック。
自然素材を使っているものが多くていい雰囲気。
ただし金がかかり過ぎ(^^;
なにせインドネシアの古民家を
日本に移築すべく持ってきちゃった人までいる。
キリムだって安いものでも60万円!!
こんな生活には憧れるけど、買えないよねぇ(^^;

ということで、目で楽しむことにした(笑)
そんな生活が羨ましくもあるけれど
もし金持ちだとしても買わないだろうなぁ。
そんな贅沢をするように育っていないし。
そんな我が家にも
タイやインドネシアのお面ならある(笑)
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3月11日

2015-03-11 | 世界・平和


あの日から4年
「もう」なのか「まだ」なのか判らないが
様々なことがあの日を境に変わった。
もしかしたら自分が今こういう状況にあることも
あの日が遠因じゃないかと思ったりする。
忘れてはいけない日だし、忘れられない日。
忘れられて欲しくない日。

写真は揺れが収まった直後の花巻駅前の酒屋。
あの時ワタシはこのすぐそばに立ち
無意識のうちにこの写真を撮ったのだった。
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3月10日

2015-03-10 | 世界・平和


70年前の昨夜、東京は火の海になった。
一晩で10万人が犠牲になったと言われているが
その詳細はいまだに判っていない。
1年前まで暮らしていた墨田区はその中心。
言問橋には今も焼死した方々の脂が染み付き焦げている。
スカイツリーの足下の北十間川には死体が無数に浮いていたという。
「遺体を白日の下に晒しておくのは国民の士気に関わる」との理由で
周辺の寺院や隅田公園、錦糸公園など近くの公園に
身元不明者が多数仮埋葬されたとのことだ。
日本家屋を「効率的に」破壊するため新開発された焼夷弾は
ゼリー状のガソリンをまき散らしながら爆発し
少しでも服につくともうその炎から逃げられなかったという。

昨夜のTBS「私の街も戦場だった~千の証言~」を見た。
「戦果を確認するため」「戦闘員の働きを評価をするため」に
米軍戦闘機に取り付けられたカメラが
逃げ惑う人々の姿を記録している。機銃弾が彼らを追う。
一方で戦闘機の搭乗員による手紙の一節が胸を打つ。
「ダメだ。あの人たちを銃で撃つなんて僕にはできない。
 幼い子どもたちとわが子の姿が僕には重なって見える。
 ちくしょう、戦争は地獄だ。残酷で冷たくて犠牲はあまりに大きい」
アメリカが日本で、日本が中国で、イギリスがドイツで、
ドイツがスペイン、ポーランド、イギリスで、
それぞれ都市への空襲による無差別攻撃を行っている。
その弾丸の下には普通に、穏やかに、平和に暮らしていた
父や母や子や年寄り達がいたことを空中からの記録映像は残していない。
想像すること。そして無差別な暴力を憎むこと。

米兵達だって国からの命令通りに任務を果たしただけだ。
それでも今彼らはカメラに向かって
「国が間違っていた。私達は謝らなくてはならない」
と涙ながらに語る。
本来国が謝罪すべきことだろう。
そしてそれはアメリカに限らず、日本も、ドイツもイギリスも。

「日本だけがなぜ謝罪ばかりしなければならないのか」
と言う人々がいる。
もちろん日本だけじゃない。
一方で、日本も謝罪すべき立場であることに変わりはない。
謝るべきことは、誰がなんと言おうと先に謝る。
他人が謝らないからと言って、自分も謝らないとか、
自分たちだけが損をしているとか、
そんな哲学は「美しい日本」にはなかったはずだ。
「他人がしているから自分も」
日本古来の謙虚さはどこへ行ってしまったのか。

何度でも過去を振り返り、何度でも反省しよう。
経験者がだんだんいなくなりつつある今だからこそ。
日本人のみならず、私達人間の愚かしさを決して忘れてはならない。
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「さいはての二人」

2015-03-09 | 読書
帯には「今、ふたたびの鷺沢萠」のコピー。
そう、自分にとってもひさしぶりだ。
忘れていたわけじゃない。
初めてデビュー作「川べりの道」を読んだ時の驚き。
その後続けて作家読みしたのは
ワタシが女流作家を読みはじめたきっかけとなった。
若いのに老練な文章と深い心象風景は
本作も期待を裏切らない。

 「だから、つまり、実験だったワケだよねぇ」
 「実験?」
 「うん。
  ただ単に日本をヘコませて戦争を終わらせたいっていうだけなら
  同じものを使ったっていいワケじゃない?
  リトル・ボーイがどれだけの威力持ってるかは
  三日前にもう判ってるんだし。
  もっと言えば、二発目は使わなくて良かったかも知れない。
  降参しなきゃ二発目落とすぞ、って、
  言って脅すだけで済んだかも知れない」
 「ああ、そういう意味で実験・・・」
 「うん。それに、やっぱり人間だからさぁ。
  せっかく二種類のモノができたんだから、
  両方使ってみたい、っていうような気持ち、
  どっかに必ずあったはずだと思うよ」

静かな語り口と深い洞察、地に足がついた安定感。
そして底辺を流れる悲しみと哀愁。
そこには半島にある自らの出自と
それを受け入れる絆や人間愛があると思うんだ。
デビュー時の彼女に貼られた
「美人女子大生作家」というレッテルは
少なくても彼女にはお門違いの下世話なイメージを植え付け
売らんかなという出版社の思惑を外れて
逆にマイナスに作用したのではないかと思う。

「さいはての二人」鷺沢萠:著 角川文庫
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花の季節

2015-03-08 | 
東京はもう花の季節。









梅だけじゃなく、早咲きの桜も。





大気も春の匂いがする。



谷中銀座前、
夕焼けだんだん上からの夕陽を眺める。
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クラフトビールとカレー

2015-03-07 | 食べ物・お店


ベルギーのクラフトビール
「ブロンシュ・ド・ブリュッセル」は爽やか系。
フルーティなテイストと軽い飲み口で
ビールが苦手なワタシでも喉を鳴らした。



カレーはマトンとゴボウのカレー。
うまいんだな、これが(^^)
墨田区曳舟のスパイスバー猫六にて。
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春の夜

2015-03-06 | 


朧月とスカイツリー。
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読書

2015-03-05 | 読書
活字中毒だからいつも本は手元にある。
また読んでいない本が常に無いと不安になるほど。
とはいっても、ほぼ7割方文庫の小説だ。
ファンタジーやミステリーはあまり手に取らない。
好きなのはリアルで人の心に踏み込んだもの。
人と人とのリレーションや心の機微、
内に秘める激しさや寂しさ、希望や絶望など。
そして自分にはわからない気持ちを斟酌できるもの。
そういう作家は女性が多いということを最近知り、
ここんとこは女性作家ものをよく読んでいる。

ドキュメンタリーやノンフィクションも時々手に取る。
第二次大戦下の市井の暮らしや戦場での体験、
世界あちこちの紛争地を取材したものなど。
そして現代社会の片隅で苦しんでいる人たちのルポ。
やはり志向は小説と似ている。
人と人との交流、助け合い、辛さと寂しさ。
そういう作品は自らの命を懸けて取材している
戦場ジャーナリストやカメラマンによるものが多く、
彼らのおかげで今何が起きているのか知ることができる。

エッセイやビジネス書、啓蒙書を手に取ることはない。
(かつてビジネス社会の真っただ中にいた時にも
ビジネス書の類いは手に取ることは無かった)
自分の人生のベクトルは
自らの体験や考えによって決めていきたいから。
他人の言葉や行動をリスペクトすることはあっても
盲目的に信奉するつもりは全くない。
どんな問題も答えはひとつじゃないと思うんだ。
「この道しかない」なんてのは一番信用できない。
そんなことは言われて理解することじゃなく、
自分で判断すべきものだと思うから。
How to本も読まないねぇ。
遠回りでも、自分で納得、会得したいと思うよ。

写真はネットから引っ張ってきたイメージ写真。
自分の本棚はこんなにきれいに整理されてない(笑)
でもこういう写真を見ているとそそられるねぇ。
こんな中からゆっくり本を選んでみたいな。
全国的に書店が姿を消しつつあるらしい。
本屋が無くなってしまえば、
こんな書棚から本を選ぶ至福の時が無くなってしまう。
それが今んとこ、先々の最大の不安。
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懐かしいもの 第2弾

2015-03-04 | 風屋日記
同じく、家の片付けから出てきたもの。
我が家と実家にはずーっと壁に貼ってあったけど
もっといっぱいもらっていたものがたくさんあったはず
・・・と思っていたら、こんなところに30枚もあった。



息子達がそれぞれ5歳、3歳の時モデルをした
当時の漁協のチラシ。
盛岡在住のグラフィックデザイナー山崎文子さんの作品。
これからも大切にとっておいて、
彼らの子どもたちに見せたい(^^)
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雑誌「新俳句」

2015-03-03 | 読書


ちょいと我が家で生活に変化ができるので
ここんとこ週末は家の中の整理や掃除をしている。
その中で、懐かしいものが出てきた。

雑誌「新俳句」は死んだ親父の友人だった
自由律俳句の全国的第一人者、加賀谷灰人さん主宰の同人誌。
この世界では知られた雑誌のひとつだったはずだ。
出てきたのはその71号と72号。
前者は親父が死んだ時の追悼を特集していただいたもの。
後者にも親父の作品を載せていただいた。
親父が死んだのは平成4年だから、もう23年前のものだ。

    ☆    ☆    ☆    ☆

Kさん(親父の名)が逝去された。
平成四年六月二十三日であった。
Kさんは詩人であった。
昭和十九年十月発行の「雪明かり」という文芸誌に載せた
「星」という一篇がある。
これは当時、花巻厚生病院(風屋注:実際は花巻病院)の
看護学校の校長、赤羽王郎先生を中心に、
文芸愛好家達が発行していたもので、
この「雪明かり」誌でKさんの詩を最初に見たと思う。

   「星」
 (お前は奈良へ行ってきたそうだが、沢山のお寺を見てきたろう)
 私はお寺を見ては来ません。
 (お前は法隆寺を見たいといっていたではないか)
 私は法隆寺も見ては来ませんでした。
 (それでは一体何をしていたのだ)
 私は星を見ていたのです。
    (以下略)

十二行ほどの短唱だが、温和な品格のある詩である。
Kさんの闘病生活は何年になるかしらないが、
ここ数年は入退院を繰り返していたように思う。
この十年あまりの間私は年に一、二度は帰省していたが
そのたびにKさんの自宅で、退院した元気な姿を見、
旧交を温めたものであった。
  (中略)
Kさんの療養中、
宮沢清六さん(風屋注:宮沢賢治の弟)、HMさん、MSさん、TWさん
その他友だちがかわるがわる見舞っていたらしく
「今日は○○さんが来てくれて、こんな話をしあった」
とか、その都度ハガキで知らせてくれた。
  (中略)
またKさんに教えられて、
新幹線新花巻駅のそばの宮沢賢治記念館に立ち寄り
Kさんの親友MSさん撮影「岩手軽便鉄道」の蒸気機関車が
白い蒸気を吐き乍ら鉄橋を驀進する壁面一面の雄姿に
しみじみと見入ったことも思い出した。
今は心から御冥福をお祈りするのみである。

    追 悼

 君はあの銀河鉄道で発たれたか  灰人

    ☆    ☆    ☆    ☆

ワタシから加賀谷さんにお送りした手紙も掲載されていた。

    ☆    ☆    ☆    ☆

拝啓 先日は「新俳句」70号をお送りいただきまして
ありがとうございました。
大変遅くなりましたが、父は大正12年3月生まれで
享年70歳でした。法名は「教岳秀公善居士」です。
「法名などいらない」と遺していた程でしたので色々と迷いましたが、
長い間病気と戦ってともかく70年生きたことに敬意を表し
息子からということで、せめてもの居士号でした。
ただし生前の不信心もあり、あまり大げさにするのも・・・という
母の意見もあって院号は見送りました。
「居士」だけでも父は苦笑しているかもしれません。
    (以下略)

    ☆    ☆    ☆    ☆

当時ワタシはまだ31歳。
親父ではないが、苦笑しながらぱらぱら頁をめくり見入ってしまった。

ところで、もうすっかり忘れていたが
この手紙に当時のワタシは自分で作ってみた自由律俳句の作品も
どうやら同封したものらしく、3編掲載されてしまっている。
こそばゆいが、これもまた自分の歴史の一部。
せっかくなのでここに記録しておこう。
題して「風」3題(笑)

 ビニールハウスにゆれる風の乳房

 ほら風が山をころがってくる

 花を揺らすほどの風
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就職活動解禁

2015-03-02 | 世界・平和
私のことではない(笑)

大学生の就職活動が昨日から解禁とのこと。
といっても(表向きは)就職説明会の解禁らしいが。
就職活動期間が短くなったとニュースでは大騒ぎだが、
我々の頃は会社訪問解禁が4年生の10/1だった。
もちろん大手や人気業界はその前に内定が出ていたんだろうけど
世間擦れしていない田舎者のワタシなどは
おっとり刀で10/1に希望企業の前に並んだものだった。

今の学生さん達はあまりにも道を自ら狭めている気がするが
それもこれも長かった買い手市場の時代の名残と
格差拡大のなかで「勝ち組」「負け組」の概念が強いせいだろう。
今年あたりからは売り手市場とのことだけれど
それでも就職活動への不安やプレッシャーはかなりあると思う。
そんな学生さん達に、かつて人事担当だったワタシからアドバイス。

言い古された言葉だが
どこに入るかよりも、入ってから何をしたいのか(するのか)が大事。
モノを作りたいのか、たくさんの色んな人と会いたいのか、
あるいは人のためになることをしたいのか、海外に出て行きたいのか。
どうせ入るまでは具体的にどんな仕事かなんてわからない。
上記のような「コレがしたい」を持っていれば
受ける企業選択の際も、面接の際もブレずにいることができるし、
採用担当者も理解し易く納得できる。
モノを作るのだって製造業じゃなくてもできるし
海外に出て行きたいからといって商社だけではない。
選択肢も広がり、勤めてからもじっくり取り組めるだろう。
自分にとって何が大事なことなのか、よく考えてみよう。

もうひとつ。
希望する会社や業界だけでなく
できるだけたくさんの業界や様々な規模の会社の話を聞いてみよう。
自分なりに理解しているつもりでもそれは表面的な場合が多い。
話を聞くと、知らなかった世界がきっとそこにあると思う。
どんなに小さな会社でも目からウロコのことばかりだと思うよ。
新たな道が開けることもあるだろうし
もし違う道に進んでも、そこで得た知識は必ず後で役に立つ。
就職活動中の学生だからこそ企業担当者も丁寧に教えてくれる。
その立場を利用しない手は無い。
就活中の学生でございなんて身分になれるのは一生に一度。
その立場を楽しまなきゃ損。

ところで、現代の学校制度に対して常々思っている提案がある。
小学校~高校までは今の仕組みのまま維持した上で
大学だけは秋入学~秋卒業にしたらどうだろう。
入学試験は高校を卒業した後の5~6月に行うことにする。
高校3年夏まで部活を全うした上で受験勉強に入れるし、
高校の教科も受験に惑わされずカリキュラムを終えることができる。
大学でも運動部に入りたい人は夏休みから練習に参加すればいい。
とにかく高校卒業から大学入学まで半年の猶予ができるから
その間短期留学やボランティア参加などもできる。
就職活動は大学を卒業してから、半年かけてすればいい。
それによって大学の学業をスポイルすることも無くなるだろう。

今の制度では、就職するまでせわしない。
もっとゆっくり物事を考えたり、様々なことを体験したり
専門の学問以外のことを身につける時間が欲しいと思うんだ。
将来の日本や世界を支える、教養ある人たちを育てるために。
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