風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

鮭が登る川

2007-10-11 | 風屋日記
盛岡の町並み。
これは市街地の方を眺めた俯瞰だ。

盛岡

駅前のアーチ型の橋は北上川にかかる開運橋。
来盛の観光客が市街地に行く時は必ず渡ることになる。

中津川

ここが「市街地を鮭が登る川」で知られる中津川。
街のど真ん中を流れていながら
夏場にはヤマメ釣りもできるし、鮎も泳ぐ。
鮭が登ってくるこの季節には
橋の上にたくさんの人が並んで鮭達を迎える。

鮭1

鮭がいた!!
見えにくいかも知れないけれど
真ん中あたりに黒く長く見えるのが泳いでいる鮭。
長旅の疲れとキズだらけになった体で
ようやくゆらゆら漂っている。
最後の務めを果たすために。

鮭2

産卵の瞬間。
(腹が光って見えている)
時々こうやって、最後の力を振り絞り
川底の石の間に産卵し続ける。

全てを終え、命の灯を消した鮭達も
川原近くのあちらこちらに散らばっている。

生命のバトン。
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2 コメント

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帰巣本能 (ヒロ)
2007-10-11 23:51:50
風屋くん おばんです
9月8日に会議で盛岡に帰ってから一ヶ月も岩手に帰っていないので、シャケの遡上写真がとても嬉しかったよ。上の橋、中の橋、毘沙門橋、下の橋を緩やかに流れる中津川を吹き抜けるヒンヤリとした風と冬の気配漂う川の匂いを遠く離れていても五感を呼び覚ますように、まるで身近のように感じる。気がつけば故郷「花巻」には祭りにもお盆にも帰っていない。剣道部で一緒に稽古した同級生の葬儀にも駆けつけられなかった(後日焼香しには行った)。まだ小学生の息子と妻を盛岡にに残し、青森での単身赴任も二年目。岩手に暮らすと決めて岩手の会社に勤めて25年だが、数少ない県外の支店勤務は三回目で通算10年にもなる。気がつけば定年まではあと7年しかないさ。若き日の熱い魂の灯を守りながら、神楽を舞う風屋くんの生き様には心洗われます。でも、そんな私も必ずいつかは戻ります。帰る故郷がある幸せはシャケも人間も同じかもしれない。
返信する
>ヒロ (風屋)
2007-10-12 09:49:17
いらっしゃい(^-^)

コメントもらえて嬉しいよ、ありがとう。



単身赴任だったんだ。

気楽でいいな…

なーんて言う人もいるかも知れないけど、

小学生のお子さんと離れてるのは淋しいよな。

でもあと1~2年なんじゃないの?

そちらの会社の仕組みはわからないけど。



会社での私の立場が変わり、

ヒロの会社と最近とても近い関係です(笑)

先日もお邪魔してヒロアキに会ったよ。

仕事上でも同級生に会うのは嬉しいもんだね。

そういう意味では私も帰郷して良かった。

実は今東京への出張のため新幹線の中。

今晩はチアキとメシを食う予定。

もしかしたらトシユキも来るかも。

そうやって会うのも楽しい。

盛岡へ来た時にはたまに会おうか。

…なーんて、家族と過ごしたいよな。



コメントの最後の1行がヒロらしくて

何だかとても嬉しかった。
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