風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

山の小学校

2021-04-22 | 文化
先日は仕事で、この3月に廃校となった小学校内の撮影。
歴史ある学校だったけど、最後は複式学級の小規模校だった。
里山に囲まれ、自然豊かな周囲の環境は抜群。


学校のすぐ前には渓流が小さな滝を作っていた。
早池峰山の雪解け水で透明度の高いきれいな流れは水量豊富。

学校は築50年ほどだろうか。
トイレ(入り口上の札には「便所」と書いてあった)の入り口は
レトロおしゃれななアーチ型。


内部に残された備品も懐かしいものばかりだった。
特に理科室には歓声を挙げてしまった。
もう使われていないものばかりだから残されているのか
備品が入っている戸棚も木製で実に昭和。





薬品を入れていたと思われる
鍵付きの金属の棚はさながら千と千尋の釜じいの部屋。


特にこのガラス製の実験用具(名前がわからない)は
骨董屋さんでも高い値段がついていそう。
インテリアとして使ってもおしゃれだよね。


廃校になってからまだ半月ほど。
古い校舎だけどきちんと手入れがされ、荒れた様子もない。
今にも廊下の端から子ども達の声が聞こえてきそうだ。
元気な山の子達の声。
こんな学校に、小学生の頃憧れたなぁ。
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