風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

花巻市に関する個人的な意見

2022-10-06 | 社会
●ここ数年議論となっている、新図書館について
 図書館は使いやすいと感じる人が多い駅前に。
 電車通学の高校生は帰りの電車待ち時間に立ち寄って勉強できるし
 電車通学じゃない学生も駅に自転車を置いていることが多い。
 また盛岡方面に通う大学生、専門学校生、通勤客も利用しやすい。
 イメージは盛岡駅フェザン内のさわや書店。
 免許を返納した高齢者も、路線バスのほとんどが花巻駅を通るので
 便がいいと思われる。
 どんなに立派な図書館を作っても閑古鳥が鳴いては仕方がない。
 利用者を増やせる場所を第一に考え、
 今後30年から50年利用することとなる若い人の身近に。

●ここ数年議論となっている、駅の橋上化について
 予算をかける割に受益者が少ないからと反対する声も多いが
 確かに便利にはなる。
 できれば連絡橋という形で
 東側の出入口は新図書館内2階か3階にして欲しい。
 エレベータなどを共有できて無駄がなく、図書館利用にも繋がる。
 現駅舎を壊してしまうのは大反対。
 味気ない無機質な駅舎は観光都市花巻には似合わない。
 現駅舎は東北の駅100選にも選ばれたほどの資産。
 「古いものは壊せ」という風潮には同調したくない。
 あの駅舎は文化。
 新駅舎を建てる予算があるなら、SL銀河運行継続に。
 その方が経済効果も大きい。

●公共交通機関整備について
 「路線バスを使おう」と市の広報に書いてあるが
 それだけで利用者が増えることはない。
 自分が知らないまちに旅行に行った時のことを想像しよう。
 電車なら気軽に利用するが、バスは利用しにくい。
 なぜか。
 電車なら乗る前にいくらかかるか、地図上のどこに着くかわかり
 それが利用しやすさにつながっている。
 バスはどこが目的地で、どこで降りればいいかわからず
 また乗車料金も着いてみないとわからない。
 ならば路線バスを電車のようにしてみたらどうか。
 路線図やどこまでいくらかかるかを各停留所に掲示するなり
 QRコードによって地図上の路線や料金を検索できれば。
 そのあたりを市と岩手県交通、観光協会でも話し合って欲しい。
 観光客はもちろん、市民も利用しやすくなると思う。
 高齢化が進み免許返納者も増える中、大事なこと。
 現路線を伸長して観光地を経由する路線も増やすべきだろう。

●富士大学の活用による産学官連携強化について
 まちに大学があるといいのは全国的にも貴重。
 しかも富士大は社会科学系なので、活用しない手はない。
 総合花巻病院跡地に、隣接する生涯学習都市会館を拡張し
 富士大学のサテライト教室化する手はどうだろう。
 社会人講座に出席の人も便利で増えると思うし
 (今の場所は車がない人は行きにくい)
 学生が市街地を歩いてくれるので商店街活性化にも繋がる。
 リノベーションスクールや、市街地活性化の講座など
 身近な講座を社会人向けにやればいい。
 講師はまちの中にたくさんいるプレーヤーたちを動員できる。
 生涯学習都市会館と並列利用することにより
 多世代交流にもつながる。

●観光客向けの体験型メニュー開発について
 花巻ならではのコンテンツがたくさんある。
 例えば7月の宵宮には海外からのお客様にレンタル浴衣を着せ
 バスで連れてくれば喜ぶのではないか?
 民族衣装を着て、その地独自文化に触れることができる。
 宮沢賢治を感じるまち散歩や、神楽、伝統工芸体験もいいと思う。
 ただその前に、市民のホスピタリティ意識を高めたい。
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