風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

いのちの重さ

2006-06-09 | 風屋日記
今朝撮影したリンゴの実。
花の季節もあっという間に終わり、
こんなに小さな実をつけ始めている。
これもまた、一生懸命生きているいのち。

フィジカル面もメンタル面もイマイチのなか
わざわざ「嫌われ松子の一生」を読んだf^^;
ニュースや新聞記事にすれば
「50代の定職のない一人暮らしの女性が殺された」
という、ひとことで済んでしまいそうなこと。
殺した犯人にとってもその程度の存在だったのだろうけど
懸命に生きてきた50年の人生の重さは量り知れない。

戦争で、紛争で死んでいく大勢の人達も
そのひとりひとりが懸命に生きてきた重さがある。
爆撃やら何やら、
死んだ人数という数字で簡単に語るべきことではない。
まして正義や制裁や報復や勝利などという
美辞麗句で飾るべきことではない。
それは単なる「死」であり「殺人」なのだから。

ビン・ラディンを追い払うと第2のビン・ラディンが現れる。
ザルカウィを殺せば第2のザルカウィが生まれる。
暴力では何も解決できない。
ただ人のいのちの重さだけが軽んじられているだけだ。
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>tomoさん (風屋)
2006-06-16 12:09:26
ねぇ・・・(笑)

少なくとも凹んでる時に読む本じゃないっすよね。

でもホント、逆に元気をもらえる内容でした。

私はまだあの映画は見ていませんが、

あの内容を表現するのにミュージカル仕立てってのは

すごい発想だと思います。

ぴったりかも。



復活おめでとうございます。大歓迎です(^-^)
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プレ復活です (tomo)
2006-06-16 11:00:49
私も「わざわざ」(笑)読みました。

あれだけ悲惨なストーリーにも関わらずなんだか不思議な爽やかさを感じた物語でした。



最近「いのち」を「テーマ」にした映画や本が増えてますね。



地震のことも含めプレ復活&ごあいさつをupしてみました。
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お揃いでコメント (風屋)
2006-06-11 19:07:27
ありがとうございます(^-^)

お2人は仲がいいですよね。



>rosyさん

私は小さい頃、仮面ライダーを見ながら

「ショッカーの兵たちらも子どもがいるんだろうな」

と思いながら見ていました。

可愛げのない子どもだったんでしょうね(^^;

でも、どんな人間だって様々な形で祝福されて生まれたわけで

生きた年数分、いやそれ以上の重さがその命にはあると思うのです。

「『雑草』という名の植物はない」とは昭和天皇の言葉でした。



>sunriseさん

自分に何ができるかを考えはじめるとキリがありません。

ただ目をそらさずに見、想像してみること。

それだけでいいから、皆で意識をするだけで

少しでも殺戮は酸くなくなるような気がするのです。



以前にも書きましたが、

私は死は怖くはありません・・・が、死は悲しいものです。

昨日、知人が心筋梗塞で突然亡くなったと聞いたばかり。

2番目の息子さんはうちの長男の友人です。
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人の命 (sunrise)
2006-06-11 10:30:01
風屋さんのこういった記事をいつも「園とおりだな」と思いながら読ませていただいても、なかなかコメントがかけませんでした。

自分のおかれた状況などから「無力感」のようなものを感じていたのかも知れません。

ボランティアをしていても、無力感を感じてほんとうにその人たちの身になっているのかと自問していました。



でも、やはり、命の重さや、戦争の悲惨さを見つめることを見つめることをやめてはいけないのだと感じました。

私もrosyさんと同様、ここまで書いて胸が苦しくなってきました。

風屋さんのこういう記事を読ませていただくのは楽しみです。

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命の重さ (rosy)
2006-06-10 22:45:16
ひとのいのちの重さを考えるとき。。

世界中で、今このときにも繰り広げられている戦争、テロ、子供の人身売買などなど、、考え始めると胸が押しつぶされそうになって呼吸が苦しくさえなります。

自分にできることは何なのか、日々考えさせられます。



「嫌われ松子の一生」、近々読もうと思っていた1冊です。

風屋さんのこの記事を拝読したら、是非読んでみたくなりました。



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