風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

好きなテレビ番組

2020-02-10 | 映画・芝居・TV
最近のテレビ番組は見るに耐えないとよく聞く。
確かにゴールデンタイムの民放は
いつも同じ芸人やタレントが大騒ぎする番組ばかりで食傷気味。
ラグビーが流行ればラグビー選手がどのチャンネル回しても出てくる。
タレントの誰かにスキャンダルがあれば各局そればかり。
つまらない。

かといって、つまらない番組ばかりではない。
特にNHKの地上波やBSには、地味ながら好きでよく見る番組がある。
「映像の世紀」シリーズもそのひとつだが、
ここのところ夜遅いにも関わらずつい見てしまう番組がある。


「ドキュメント72時間」という番組だ。
同じ場所で3日間定点観測し、行き交う人たちに話を聞きながら、
市井の人々の普段着の姿を取り上げている。
切り口は違うが、同じような番組に「始発物語」もある。
こちらは様々な始発駅で始発電車に乗る人々を取材するもの。
ホームスタッフが駅のホームで待ち構え
通りかかる人に話を聞くというスタイルは「72時間」と似ている。
普通の人々の普通の生活が垣間見える両番組は
「今」という時代を切り取り、写しつつ、
社会はそういうたくさんの人たちでできていると再認識させてくれる。
「自分もそういう人たちのひとり」という仲間意識と
何気ない日常をその人なりに行きている姿を健気と感じるのだ。

以前から「好きな番組」と公言している
火野正平さんの「にっぽん縦断こころ旅」や


「新日本風土記」も同じカテゴリーに入る番組。


映像に映っている人たちに不思議な懐かしさを感じるのだ。
みんな頑張って生きている。
自分もささやかな日常の中、その日その日を生きなくちゃと
励まされることもよくある。
こんな市井の人々のなんでもない日常、好きだなぁ。
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