風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

コトの顛末

2023-03-27 | 生活の風景
20日の月曜日あたりから
鳩尾あたりが時々苦しくなったりしていた。
数年前にもこんな感じがあって、
音楽仲間でもあるS内科医院の先生から
「もしかしたら心臓かもしれないし、念のため」
とニトロをもらったりしていたので
「胃かもしれないけど、念のため持ってた方がいいかなー」
と考えたりはしていた。
21日〜22日はWBC見たり、お彼岸で墓参りに行ったり、
予約していた散髪したり、仕事したり。

そして23日。
この日は行きつけのGSにタイヤ交換の予約を入れていた。
タイヤを交換し終え、家に帰ってスタッドレスタイヤを物置に戻す時
鳩尾の苦しさが急に増して思わずしゃがみ込む。
うーむ、これは何かしら薬を飲まなきゃいけない感じっぽい。
午後からでもちょいと病院に行こうか。
と考えていた昼食後、急に首筋がピキッと固くなり、
寝違えた時のように一瞬首が回らなくなった。
こういう症状は心筋梗塞に多いという知識があったので
さすがに「ヤバいかな?」という気になった。
午後予定していた仕事は一旦棚上げにして
とりあえずS内科医院へ。

S内科では胸の苦しさの話を聞いて
心電図とったり、レントゲン撮ったり、血圧測ったり。
その結果を前にして先ほどのピキッの話をしたら
急に先生の顔色が変わった。
「中部病院に紹介状書くので行ってください」
この時点でまだ私自身は
「明日にでも行けばいいのかな?」
と考えていた😅
ところが先生は「救急車呼んで行くこともできますが」と。
え?今すぐにってこと?
さすがに救急車は断り自車で向かった。

その時点で「ちょっと大事っぽいな」とは感じたけれど
たぶん中部病院でも検査して薬もらって終わりだと思っていた。
言われた通り救急受付へ行き、紹介状を渡してベンチへ。
するとすぐに看護師さんが2人ほど小走りにやってきて「こちらへ」と。
救急診察室で入院着に着替えさせられてストレッチャーへ。
ここまであれよあれよ、何かなんだかわからない。
ストレッチャーのまま心電図やレントゲン、バイタル測定・・・
主治医になるらしい女性の先生がやってきた。
「ご家族と連絡取れますか?すぐきて欲しいのですが」
切迫感の中で家内に電話するも通じない。
長男に電話してみたら、たまたま休みを取って家にいたとのこと。
「母さんに連絡して、来てもらって」と伝えたが
その話を聞いた先生は
「息子さんの電話番号教えてください」と。
何やら慌てた様子で電話している。
さすがの私もこの段階で身の危険を感じ始めた。
そんな状況の中で血圧測ったものだから
その時の最高が196だったことだけ妙に記憶に残っている。
「トイレに・・・」と伝えると
「尿瓶にどうぞ」と持ってくるし、あとはオムツさせられるし。

あとはひと通り説明受けて(あまり覚えていない)
ストレッチャーで手術室へ。
手首の脈を測る動脈からカテーテルを入れると。
手首でダメなら鼠蹊部からカテーテル入れますということで
下半身もすっぽんぽん状態で、もうまな板の上の鯉。
手術はどのくらいかかったかわからないけれど、
手首は麻酔で感覚無いし、
目を瞑ってバイタルのパルス音聴きながら
「これが速くなったりしちゃいけないのかな?」
と、ひたすら深呼吸を繰り返していたことだけ覚えている。

手術室を出ると家内と長男が来てくれていたけれど
コロナ対応で病室に入ると面会はできないのだという。
その時初めて入院することがわかった😅



なにしろ目まぐるしくあれよあれよの展開となって
しかも病室でも2時間は動くなと言われるし、
オムツされたままだし、
点滴も3本下げられ、時間が時間だったので夕飯も無く、
カテーテル入れた動脈も麻酔が切れて痛いし、
どうにも眠れぬ夜をまんじりともなく過ごしたのだった。

翌日夕方には退院となったが
まぁ体力が落ちているし、熱は下がらないし、
頭痛はひどいし・・・という週末を過ごし、
ようやく今日浮世に復活できそうだ。
退院時の書類で初めて正式な病名判明。
不安定狭心症。
これからは心臓への負担を避けつつ
血圧に気をつけながら無理はしないよう生きることだな。

ということをとりあえず記録しておこう。
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2 コメント

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Unknown (g-izumi)
2023-03-27 22:43:13
危ないところだったんですね。主治医のS病院長にも感謝。
自分の体の特徴、弱点、限界などを知っておくことはとても大事なことで、その様な制限の中でできるだけ楽しみましょう👍
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Unknown (風屋)
2023-03-28 18:51:39
g-izumiさん
何人かの医療関係者に顛末を話したら
S先生の迅速な判断もラッキーだったと。
感謝です。
返信する

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