風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

ニュースを見て

2012-09-03 | 世界・平和
イデオロギーとか何とか以前の素朴なギモン。

国が買おうとし、所有者と合意を見ている尖閣諸島について
行政的には下部組織の地方自治体である東京都が
それに反対したり条件を付けたりしてるのはなぜ?
ってか何様?

同諸島の調査に行った東京都の「担当部長」が
「ヤギの食害を調査したい」のはなぜ?
第一、食害とは(まぁ「害」と言うのも人間の欺瞞だが)
人間生活の営みを脅かすものを言うのであって
無人の島で自然の食物連鎖の中で行われていることだから
植民でもしない限り「害」でも何でもないと思うんだけど。
それに東京都では同諸島に漁船避難基地を作りたいらしいが
それだったらどっちにしろ樹木は伐採するだろう。
彼らにとって「益」でこそあれ、「害」ではないと思うが。

国は同諸島を取得しても何も施設は作らないとのこと。
いたずらに他国を刺激して険悪なムードとならないよう
是々非々で対応するのは国として当然のこと。
国の最大の責務は国民の命と財産を守ることだから
他国とのいざこざで国民の命と財産を危険に晒してはいけない。
それを「生ぬるい」と批判し、
わざわざ国民の命を危険に晒す人たちが
国会内にも大勢いるのはなぜ?

震災復興や破綻寸前の社会保障の改定など
今日本が陥っている危機的状況から
何としてでも抜け出さないとギリシャやスペインの二の舞・・・
という瀬戸際なのに
それらの政策を逆手に取って党利党略、
果ては自分の保身や抜け駆けに腐心している議員達は何?
国民みんなが不安を抱えている中で、マイクに向かって堂々と
「千載一遇のチャンス」とか言う人には
少なくとも国の舵取りを任せたくは無いなぁ。
コメント
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