風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

休日アルバム

2009-04-30 | 風屋日記
昨日は朝から天気もよく、日が高くなるにつれて暖かくなったから、
休日好例トレーニングのための総合体育館行きは母ちゃんと自転車で。
片道はだいたい4kmぐらい、田んぼの中の道でペダルを漕いだ。

自転車1

家を出てすぐの県道沿い。まるでチューリップ街道。

自転車2

家が途切れるといきなり視界が開ける。
遠くにまだ真っ白な早池峯(ハヤチネ)山が望める。

自転車3

左に菜の花、右にシバザクラがきれい。

自転車4

リンゴ畑。真っ赤な蕾はまだ小さい。

自転車5

総合体育館に到着。

自転車6

体育館前から桜吹雪を撮ったつもりだったけど・・・
散る花びらがよくわからないね(^^;
体育館の裏手は多目的広場の芝生が広がり、
ひなたぼっこや散歩中の家族連れがたくさん。
少年野球の声も聞こえていたよ。

    ◇      ◇      ◇

さて午後は陽気に誘われ、母ちゃんとお袋と3人で
平泉中尊寺まで片道30分ほどのプチドライブ。
高速料金は千円未満(笑)
でも私自身は30年ぶりの中尊寺だなぁ。

杉木立

深山の奥深くにある本堂までは月見坂を行く。
かなりの樹齢と思われる巨木の杉木立。
本堂までの道すがら、たくさんの小さなお堂が並んでいる。

束稲山

月見坂途中からの風景。けっこう登った。
正面に見えるのは古から平泉と対を為す束稲山。
夏には大文字焼きも。

本堂

これが本堂。
金色堂ばかりが話題になるけど本堂もなかなか立派。
天台宗の東北地区総本山なのだとか。

樅の木

金色堂近くの竹林の中にあった樅の木の巨木。
一体樹齢はどれだけだろう。天然記念物との札が立っていた。
写っている後ろ姿は言うまでもなく母ちゃんとお袋。

能舞台

中尊寺の守護権現である白山神社境内の能楽堂。
なんと江戸期に伊達藩が建てた茅葺きそのままが残っている。
背景の松の絵も、色は薄れていたが彫りはくっきり残っていた。
感動。

若い頃見た時はよく覚えていなかったが
清衡をはじめとする4代が納めた写経原本や平安期の仏像など
平泉文化を形作った「浄土思想」が身に沁みて感じられた。
敵味方なく、平和で人々の幸福を願ったというその思想は
同じ岩手県人である新渡戸稲造の平和思想や
宮沢賢治さんのイーハトーヴ(理想郷)に一貫して通じるものがある。

駐車場

下山したところには駐車場をぐるりと取り囲むお土産物屋さん。
「平泉名物わんこそばって(^^; わんこそばは南部盛岡藩のもの、
 平泉は伊達仙台藩でしょ(笑)」
「遠野名物民話漬・・・名物って聞いたことないなぁ。
 ってかここは平泉であって遠野じゃねーし(^^;」
などとツッコミどころ満載。
「だから伊達衆は商魂が逞しいんだ」と南部衆は言うんだろうな。
いやいや、私の説ではなく単なるウワサっす(^^;
コメント (5)
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