吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

「人生の七味」と 七味唐辛子の小話

2023年06月07日 | Weblog
十年ほど前に出版(徳間文庫)された江上剛氏の『人生に七味あり』という本は、巷でよく嗜好される”七味唐辛子”ばかりが 強調されたようだ。長く勤務する銀行が 吸収合併された折、聴いた辻占いの老婆の言葉「あなたのこれからは、”七味唐辛子”人生・・・」というイメージ。

人生の七味唐辛子なる”苦の七み”「うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ」が 強烈に残った。人生には いろいろ”山 谷、苦 楽、明 暗”あるという”七つ”の味(み)が、浮んでこなかった。

もともと 「七味唐辛子」とは、赤唐辛子などその辛さ味を感じたいとする人々や(料理)味に資する「一味唐辛子」に対して、他の香辛料など(山椒、生姜、ごま、陳皮、けしや麻の実など)をブレンドして、程よい辛さや好みの味が得られるように仕上げた複合調味料。

ビジネス マンなどには、前記”苦の七み”などより ”修や行の七む”などの方がフィットしそうだ。「挑む、励む、努む、勤しむ、修む、究む、和む」なる”七む” だ。尤も サラリーマン人生訓としては、忠恕や惻隠の心 などの方が大切なのかも知れない。

人生の七味としては ” 微笑み、慈しみ、慎み、恵み、温かみ、愛おしみ、和み”なる「愛の七み」や「感謝の七か(香)」の” 穏やか、晴やか、爽やか、和やか、柔やか、安らか、円やか ”あたりを心がけてほしいと思う。

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多様性社会、「誰一人取り残さない」社会づくり(SDGs)に向おう!

2023年06月04日 | Weblog
21世紀は 多様性社会。世界的には 成熟社会などと云われているが、「格差」社会から「多様性」社会への移行期(社会)なのかも知れない。”社会”価値が民主主義自由国家であれ 規制の強い専制主義の国家であれ、その国の人々は 日々労働し付加価値を生産し 収益所得を得、納税している。

国の社会制度やシステムによる労働や経済市場の違いが、国の豊かさや人々の所得(収入)格差を生む。国々の格差や国民の格差ができる。その格差は 所得格差や住宅・生活格差や教育・文化格差などにブレークダウンされる。これらの格差が国や人々の”違い”になり、差別(視)の元になる。この”違い”を 格差としてではなく、多様性として 理解甘受することが大事なのだ。

農耕や狩猟で生計を立てる人も、工業や芸術で生計する人も、先進文化国で暮らす人も 後進国で暮らす人も、白人や黒人も 女性や男性も、みんな同じ人類。野山に生きる動植物も 私たち人類も、みな同じ一つの地球に共生する。この多様性 地球社会が この世界や国々なのだ。

21世紀も 2015年のSDGs 目標(国連サミット)が世界各国に広まり、”誰一人取り残さない”多様性共生社会への指向がみられるようになった2020年頃の日本。Z世代などと云われる若い人々の間には ”親ガチャ”という言葉が広まる一方、中高年の(政治)社会では ”世襲” 何代などという言葉が広がる。


とても ”多様性” 共生社会の構築などと言える情況ではないと云っては、SDGsを宣言し汗している方々に 失礼になろう。協働し頑張ろうと思う。
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