吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

4月1日(エイプリルフール)は、「馬鹿」の日?「うそ」の日?

2021年04月03日 | Weblog

毎年新年度が始まる4月1日は、エイプリルフールの日。軽い嘘ぐらいついても良い(許される)という風習の日(英語では、April Fools' Day)。日本では、「四月馬鹿」などと(直訳して)いわれ、中国や漢語的には愚人節や万愚節などと言われる。

ヒト(相手)に ついてもよいという嘘の定義やルール(礼儀)があるわけではなさそうだが、ヒトに害を与えたり侮辱したりハラスメントがあったりしても良いはずはなく、”ちょっとしたジョークやからかい”程度のフール(軽い嘘)で、ユーモアや笑いを誘う会話で、いま広まっているツイッターやSNSやトランプ(前米大統領)の”フェーク”とは違うようだ。

日本語で「うそ」といえば 上述した「嘘」や、うそ替え神事や”ヒーホー”と口笛のように鳴く「鷽」鳥や獺祭や川うそで知られる「獺」(うそ、かわうそ)などがある。鳥の鷽(うそ)は「良くない事を嘘にして、吉に取り替える」「凶を吉にして、一年の幸せを願う」行事として、各地の天満宮などで行われている”うそ替え神事や開運鷽鳥(着せ替え木製守り神)などで知られる。

獺(かわうそ、うそ)は、山口県は旭酒造の清酒「獺祭」(だっさい)や小さな顔と細長い胴体でかわいい姿で川で泳ぎ歩き魚をとっては、その魚を神前への供物のように並べて又魚とりに泳ぐラッコに似た川獺のこと。嘘と鳥の鷽には、何か近い感覚のオリジンを感ずるが、獺(かわうそ)はかなり遠いイメージだ。

エイプリルフール(4/1)は、馬鹿というより"賢く軽い”嘘のようだ。小話雑話でした。

 

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