吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

三マ世代とも言われるアクティブ・シニア世代

2007年05月20日 | Weblog
 5月20日朝のテレビ番組(ザ・サンデー)で竹村健一先生が、いまおよびこれからの高齢社会は三「マ」世代がリードするという。マネーの「マ」、暇(ヒマ)の「マ」、仲間(ナカマ)の「マ」を称して、3マというらしい。ずばり、高齢社会の担い手・アクティブシニア世代の特性を言い得ている。

 団塊の世代が高齢者の仲間入りをする2013年になる前の2007年、プレ団塊世代(昭和15-19年生まれ)は、すでに高齢者。この世代から団塊世代まで、すでに現役を引退し半分、悠々自適なアクティブ・シニアライフをしている人口は2600万人。高齢者と言われる現在(2007年)の65歳以上人口が3000万人(うち、65-74歳のいわゆるアクティブ・シニア人口は1400万人)でだが、その手前にいるプレ団塊と団塊世代人口が、合わせて1900万人もいる。

 人口(総人口)減少社会に入って、アクティブ・シニアおよび高齢者人口が増え続けている日本社会は、否が応でも高齢(者)社会問題へどのように対応するかが、問われている。その牽引の中心世代が、3マ世代というわけだ。

 大手銀行や郵政族が、目の色変えてその”獲捕”戦略を練る団塊世代1000万人(昭和22-24年生まれの700万人が中心)の退職金やタンス預金。この団塊世代とプレ団塊世代が最も他の世代と異なる「ヒマや悠々自適」という時間市場、およびリタイアを機に需要増の「仲間づくり」というレジャー、趣味、生涯学習、ボランティアなどの市場。世代市場マーケティングの魅力マーケットなのだ。

 健康(ヘルス・ケア)や生きがいが、ライフスタイルやデイリーライフの中心課題になるアクティブ・シニア世代は、まさに三「マ」世代なのです。多くの企業のネライをよそに”悠々自適”してほしいアクティブ・世代です。
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