6月26日(日)。約1か月振りの北本自然観察公園散歩で、気になる昆虫などが幾つか見られたので順にとりあげていく。まずは、初めて見て驚いた「アミガサハゴロモ」の幼虫。
遊歩道沿いの低い草本の葉の上に、白いものを見つけた。最初は何かの綿毛かと思ってスルーしていた。綿毛の径は1センチほど。
しかし、その後もたびたび見かけるので、何の綿毛だろうと立ち止まって見ていたら、横にゆっくり動いた!エーッと。葉の裏からつついたらジャンプして逃げた。
少し高い位置にある葉にもいたので、横から見る。これはあきらかに虫だった。
なので、ここからはアップで記録。(以下の画は、さらにトリミングしたもの)
毛の傘の下には、甲虫のような姿だ。しかも、眼が白目に黒い点で面白可愛い。
向きを変えたら、お尻に毛がついている(生えている)のが分かった。
後で調べてみると「アサミハゴロモ」だった。アミガサハゴロモは、ハゴロモ科の昆虫で、成虫は(小さいながらも)大きな翅を持ち、体長は1センチ弱だが翅を開くと2センチ強とのこと。
同じ科にはベッコウハゴロモやスケバハゴロモなどもいて、幼虫はベッコウハゴロモと似ているというので、比較すると背中の模様が多少異なるのと、ベッコウハゴロモの眼は縞模様になることからアミガサハゴロモと判った。
アミガサハゴロモの若い幼虫の目は白目に黒点で、終齢になると目が黒っぽくなってくるようだ。↓こちらは少し黒っぽい。
腹端にロウ物質でできた毛束をもち、上から見ると、赤味のある部分から放射状に広がっている。体から生えているものとは思えない。不思議。
この毛束は、ジャンプするときには閉じて抵抗をなくし、落下するときには開いてパラシュートの役目をしてゆっくり着地するという。もちろん、上方からは体を隠してくれる。役に立つようだ。
成虫は見た目から蛾の仲間と勘違いされるが、カメムシの仲間。成虫は見ていないので、参照に「昆虫エクスプローラ」https://www.insects.jp/kon-hagoromoamigasa.htm
また、成虫は大きい翅を使わないで、幼虫と一緒でジャンプして逃げるという。面白い昆虫だ。
最後に、身体の向きを変えた3カットを記念に。
まだまだ知らないおもしろい世界があるんだなあ、というのがすなおな感想。
うーん、自分の目で見たい!!
成虫も見たい!!!
カメムシの仲間なのですね。
蒸し暑い日が続きますね。
「アミガサハゴロモ」の幼虫は、綿毛と思ってしまいそうです。アップされた画像で虫であることが確認できました。
いつか、成虫の画像もも見せていただきたいです。
成虫の画をWebで見ましたが、蛾にしかみえないです。不思議な生き物。
でも、昨日は少し陽がさしました。夏の日差しでした~。
成虫も見たいものですが、どうかな~目にとまらないと思うのです。
しかも、幼虫とは。
けっこういました。葉の上なので「今は、何の綿毛?」とか思って。
帰ってきてこちらのブログを参照すると、ありゃりゃ、違うのです。背負っている毛のようなものの形がまったく違う別物。
似たようなやつがいるんだなあ、と。
問題は暗かったために生じた手ブレでして、Photoshopの手振れ補正でなんとかならないか、と。
ある程度は見られるようになりそうですが、さてこいつは何なのか。
現場にいた別の方がGoogleレンズでヒットしていたようてすから、わかるかも。
見たことのない昆虫には驚きますし、嬉しい出会いですよね~。