シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

秩父1:三峯神社1 立地,三ツ鳥居,奥宮遥拝殿,随身門など

2022-02-20 | お出かけ

2月11日(金、祝)秩父観光より。前回の旅程でまとめたとおり、まずは三峯神社に向かう。
三峯神社は、秩父三社※の一つで関東有数のパワースポットとされる。埼玉県の南西部の県境近くで秩父多摩甲斐国立公園内にある。標高1,100mで山の尾根沿いに拡がっている。(※他に、秩父神社宝登山神社
標高と距離感では、秩父市街地(市役所辺り)の標高は230m、そこから車で約45分で標高530mの二瀬ダム(秩父湖)、さらに約15分で三峯神社の駐車場に至る。

二瀬ダムからは、崖のような山裾を大きく右に左にと密な等高線に沿うように上る。日当たり良好の道路の除き、雪は残っていた。突然の降雪もあるだろうから冬の三峯神社に行くのであれば冬タイヤは必要だろう。(実際、下りでは車の左側のタイヤが側溝にはまっているのを見た。他の方の迷惑にもなる。)

駐車場(520円)は雪が除けられていたが、10:50で駐車場はかなり空いていた。
階段を上がったところに「ビジターセンター」という施設があったので、初めてということもあり寄ってみようと思ったものの、道路から建物への階段は昨日からの雪が積もったままで、開いているのかも分からないので止めた。そこから坂道を上っていくと白い鳥居が目の前に。

●三ツ鳥居 全国的にも珍しい形の鳥居で、1つの明神鳥居の両脇に、小さな2つの鳥居を組み合わせてある。美しい鳥居だ。


一般的な狛犬の代わりに、当社では狼の像が鎮座している。


※三峯神社の由緒は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)をお祀りしたのが始まりと伝わりています。
この時、尊を当地に道案内したのが狼(山犬)であったとされ、神様の使いとして一緒にお祀りされています。(公式サイトより)

鳥居から先の参道は樹々に覆われ、しかも路面は雪だ。自然と高揚する。


樹々に積もった雪が時々落ちてくるが、針葉樹なので下の枝葉に当たって細かくなってから落ちてくる(雪が降るように)。

◎境内案内 三ツ鳥居の近くに、案内図と禁止事項が記された掲示がある。

 

●奥宮遥拝殿(ようはいでん) 三峯神社奥宮は、正面に見える妙法ヶ岳の頂にあり、ここから奥宮を遥拝する。
三ツ鳥居から坂道を上ると、左右に石段が現れる。左側は下りで随身門につづくが、先に右側の階段を上り、遥拝殿へ行く。(帰りも寄った)


幸運?にも、我々と他に1組しかいなかった。正面が妙法ヶ岳(標高1,329m)。
奥宮は↓中央上部の三角に突き出たところにある。と他の方に教わった。(帰りの時)


遥拝殿からは、下界(秩父市内方面)を一望でき絶景の眺めではあるが、まずは遥拝所なので、絶景は後日とりあげることにする。

石段の途中から随身門を見る。すると、多めの雪が落ちてきた。急ぎ記録しようとしたのだが、オートなのでピントをどこに合わせたらよいのか分からなくなってボケた・・・という記録。


石段を下りて、随身門を背にして遥拝殿の方を見る。遥拝殿が山の尾根にあることが分かる。

 

●随身門(ずいしんもん) 江戸中期、神仏習合の時代に仁王門として建立されたが、明治の神仏分離により仁王像を撤去し随身門になった。
改めて正面から。門は大きく重厚感がある。雪のせいか金の装飾がキレイ。


屋根の下には鶴、その下の奥には龍。「三峯山」の額はお寺時代の山号であろう。


狼の像は雪をまとっていた。耳や口の中が赤いけど表情は分からない。


随身門を通って振り返る。屋根の棟には菊の門。


ここから参道は坂道を下る。灯篭と杉木立、そして雪。埼玉県でこのような趣きのある光景が見られるとは思わなかった。


〔順番通りではないが、〕こちらは、社殿などを見た戻りに、斜面の上の道から見えた随身門の屋根。

 


◎日本武尊銅像 遥拝殿への石段のあるところから少し先に行くと、日本武尊の銅像があることは事前に調べて知っていたのだが、そこに行く階段までは除雪が間に合ってなかった。そこで、遠目からズームで銅像を記録・・・したと思ったら、手前の木立から落ちる雪でピントは手前に。

銅像の近くには、同山で山篭りの修行を行っていたという「大山倍達の碑」もあるそうだが、もちろん見ることは叶わなかった。

◎木造の小さな建物 三ツ鳥居から、遥拝殿・随身門への石段の手前の参道沿いに、木造六角形の小さな建物があった。入口ドアには上部に赤いライトがある。大正時代前後の雰囲気はあるが、何のための建物なのか分からない。


次回は三峯神社の拝殿・本殿などをとりあげる。


◇2022年2月11日~12日 秩父観光散歩 まとめ

真冬だからこその「秩父観光」に行ってきた!
秩父1:三峯神社1 立地,三ツ鳥居,奥宮遥拝殿,随身門など
秩父1:三峯神社2 拝殿-本殿、摂末社、ご神木、他施設
秩父1:三峯神社3 大島屋テラス、遥拝殿絶景、その他
秩父2:三十槌の氷柱(みそつちのつらら)
秩父3:あしがくぼの氷柱(ひょうちゅう)
秩父4:和銅遺跡、聖(ひじり)神社
秩父5:宝登山のロウバイ、宝登山神社奥宮
秩父6:秩父のシンボル「武甲山」・「二瀬ダム」

 

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6 コメント

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三ツ鳥居 (地理佐渡..)
2022-02-22 05:29:14
おはようございます。

なかなか見られない風景です。雪の中ここまで
来られて良かったですね。足下は随分危ないも
のでしたね。しかし、そこで見かける風景はど
れもこれも非日常で良かったことでしょう。
ひさしくこうした神社・仏閣補訪ねていません。
雪の季節のそれらの風景も良いですものねぇ。
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こんにちは (多摩NTの住人)
2022-02-22 16:15:57
雪道ドライブはお疲れさまでした。スノータイヤは平地走行では大丈夫ですが、坂の多い山道では万能ではないですね。若い頃、良くスキー場に行きましたが、駐車場までの最後の200メートルくらいの登り坂で、スノータイヤの車が何台も立ち往生しているのに遭遇しました。やはり最後はチェーンですね。
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こんばんは (ringo)
2022-02-22 21:15:38
三峯神社の三ツ鳥居は、とても立派な鳥居ですね。
秩父地方では、狛犬の代わりに狼が鎮座しているのですね。テレビ番組で知りました。
奥宮遥拝殿からの眺めは絶景なのですね。
雪景色が素晴らしいです。
私も行ってみたいと思いました。
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地理佐渡さん こんばんは (KAEDE)
2022-02-22 23:00:54
結果的に、最初に三峯神社を訪れたのは正解でした。とても良かったです。
県内で神社と相まってこの雪景色を見られるなんて、ここまで来たプレゼントでした。
まさしく、非日常を味わいました。
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多摩NTさん こんばんは (KAEDE)
2022-02-22 23:01:37
標高の高い所では最後の頼みはチェーンですね。ただ、豪雪地の実家の方でもチェーンは使わないです。スタッドレスタイヤのみです。
昔はスノータイヤとスタッドレスタイヤがありましたけど、今は冬タイヤといえばスタッドレスタイヤかと思います。雪道も雪が無い道でも高速走行も問題ないですよ。
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ringoさん こんばんは (KAEDE)
2022-02-22 23:02:16
三ツ鳥居というのを初めて見ました。当社のはとてもキレイでした。
狼の像のことをご存じでしたか。秩父地方や荒川沿いの地域では多いようです。
今回は、予定がたまたま降雪後になり幸いでした。春か秋にも行ってみたいです。
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