埼玉県のアジサイといえば、幸手市の『権現堂堤』がある。でも別のところにも行ってみようと思い、アジサイの名所を検索すると、「騎西あじさいロード」があった。
調べてみると、加須市の騎西地域(旧騎西町)で玉敷公園~騎西総合公園~文化学習センターを結ぶ、約1,500メートルの遊歩道「ふじとあじさいの道」に、約1万株の色とりどりのアジサイが咲き乱れるという。この散歩道の中で真っ直ぐな市道部分を「騎西あじさいロード」と呼ぶらしい。
画像のマップは加須市のWebサイトからダウンロードしたが、文化学習センターで同じものを頂いた。
6月26日(日)午前9時前、文化学習センターの駐車場にまずは車を止める。暑いので全部歩くのは最初からあきらめる。
騎西城は元々平屋の館だったが、天守閣を持つ城として復元したそうだ。内部は郷土資料展示室。
文化学習センターと総合公園の間の真っ直ぐなアジサイロード。ここは車両通行禁止。
車で総合公園に行き、先ほどとは反対側からアジサイロードを見る。騎西城も見える。アナベルの白さが水田の緑に映える。
次の真っ直ぐなアジサイロードは、歩道に藤棚が配され木陰を作っていた。散歩には良い休憩場所になるだろう。
玉敷公園に移動する。「玉敷神社神苑」とあり神社に付属する庭園のようだ。ここでもアナベルが多かった。
せっかくなので、神社も見に行くことにした。神苑から三の鳥居の手前の参道に入る。
神社の行事で「茅の輪くぐり」が行われていた。6月の最終日曜に催されるようだ。予約すれば宮司のもとで正式に参加できると聞いたが、私は地元ではないし遠慮した。
よくよく見るととても立派な神社だ。ご由緒によると、平安時代初期に公布された当時の法制の書「延喜式神名帳」にその名が記されている由緒ある古社で、江戸時代まで「久伊豆大明神」とも称し、元荒川流域に数多く所在する久伊豆神社の本社的存在とも言われている。また、旧埼玉郡(埼玉県東部)の総鎮守であり、広い地域の住民から「騎西の明神様」の名で親しまれ、深い信仰を受けていた。
社殿は明治時代の拝殿と江戸時代の本殿・幣殿がつながっている形式。
左側:拝殿正面。重厚感があり、重なる破風や彫刻などに格式を感じる。
右側:本殿妻側の軒下、組物や彫刻が繊細でキレイ。
なお、平成30年(2018年)に社殿と神楽殿、両方の屋根を葺き替える『平成の大改修』が行われ、金箔飾りも施されたようだ。
神楽殿は茅葺屋根を維持しており、祭事になると国指定の重要無形民俗文化財である玉敷神社神楽が奉納される。
この後、マップで見つけた(車で7~8分のところにある)「埼玉県 環境科学国際センター」に立ち寄った。
当センターは2000年に開設。身近な環境問題から地球規模での環境変化への対応まで、試験研究・環境学習・国際貢献・情報発信という4つの機能を柱にして取り組んでいる。小学生から大人まで学べる施設だ。入場料一般個人は300円。
「触れる地球コーナー」というのが推しのようなので見に行く。直径80センチの半球型ディスプレイに、宇宙から見たリアルタイムの地球の姿などを映し出すことができるデジタル地球儀。でも、感染症予防対策のため、解説員が作動させていた…。
ここに立ち寄ったのは、汗をかいたので着替えるという副目的もあった。
センター敷地内には「生態圏」があって、昭和30年代の埼玉県東部の里山をモデルにビオトープとして整備されていた。復元された屋敷林、社寺林、雑木林、竹林、畑、水田、小川、ため池、石垣など興味をひかれたが、見て回るのはあきらめた。着替えたし。なので、また訪れようと思っている。
加須市。まさに地名だけの所です。
騎西城など再現され、風景にもア
クセントをつけて居る感じですね。
アジサイロード。これはカメラ片
手に来たくなるなと分かります。
玉敷神社
これは現場で分かったことなので
しょうか。かなり立派な神社ですね。
さて、昨日からとんでもないニュー
スがあって、テレビ・ラジオは続けて
このニュースばかりですね。
埼玉県、広がる広大な空間がうらやましい。
真似をするわけではないですが、横浜、神奈川、三浦半島の地理と歴史を再確認中。
余裕ができてきたら、まだ行ってないところを順次訪ねてみよう、と考えております。
こちらは山やら谷やらが多いので、近いところでも地理がややこしい。Googlemapを見ながらでないと、位置関係がしっかり把握できないことが多いです。
私の父方の祖先の歴史がかなりよくわかってきて、それが鎌倉、逗子、葉山、三浦半島の歴史とも深く関わっているので、それも大きな動機となっています。
とんでもないニュースには、いろいろ驚くことがありますね。
>まだ行ってないところを順次訪ねてみよう
私も、そう思っています。近い所でも知らないところは多いです。自身の歴史につながるならば「是非」ですね。