シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

勝浦の海中公園には・・・

2009-09-01 | お出かけ

リアス式海岸の自然美あふれる景勝地・勝浦市鵜原地先は寒流と暖流の接点にあり、海の生物が豊富。ここに東洋一の規模を誇る海中展望塔(高さ24.4m、水深8m)が立っている。

ということで、一度は見た方が良いと思い、立ち寄ることになった(行くの~と言う方もいたけど。)駐車場の入口に「今の透明度2メートル」とあり、ちょっと萎えた。

受付に行くと、通常930円のところ、良く見えないということでの特別割引があり630円だった。台風が近づいていたからしょうがないな~。

海中展望塔は観光案内等で見たとおりの出で立ちだった(当たり前だな)。んでも、10階建て位の建物が海中に立っているわけで・・・エライものだ。

塔のラセン階段を下りると、楕円の小窓から水中を眺められる。

けっこういるものだな~と思ったら・・・、窓際で見上げると餌箱のようなもの(中身は空)が降ろされていた。餌付けされてる?空でも習性で寄ってくるのかな。
メジナやネンブツダイ、それから…コチラを見ればイイか。

さて、海中展望塔はそんな感じだったけど、そこまでの眺めにはホ~って。
まずは、断崖。(雨混じりの風が強くてカメラを構えるのも大変だった。)
長年の波蝕と風化によって、地層がクッキリシマシマだ。
 

それと、展望塔に至る桟橋の下には、四角形の大きいくぼみがいくつもあった。自然にできる形ではないだろうから、何だろう?と思った。

帰りに見た案内板に説明があった。大きいくぼみは「イワシイケス」、小さいくぼみは「エビイケス」だったという。(撮ったものは、イワシ用だね。)

イワシが豊漁であったころ、イケスにイワシを畜養し、(カツオやマグロの)釣り餌としてイワシをもとめる漁師に売っていた。繁盛したそうだ。
エビイケスは、中におとりのエビを入れ、外のイセエビをおびき入れて捕るワナ漁法に使ったもの。(この漁法、今は禁止されている。)ということだ。

なるほどね~、自然を利用した知恵と歴史を感じましたね。来た甲斐がありました。
山育ちの私には、漁業に関する知識がなく、想像し難いということも実感しましたけどね。イケスも初見ですが、このようなイケスは他の地域でもあるのでしょうな~。いろいろと見てみたいものです。

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御宿町と月の沙漠

2009-09-01 | お出かけ

♪月の砂漠を はるばると
 旅のラクダが ゆきました

童謡「月の沙漠」は御宿海岸で作られた。または、作者が病気療養を期に夏よく当地を訪れ、『御宿の砂丘で得た幻想』から生まれた詩・・・のようだ。
そんな御宿を初めて訪れた。

最初に目についたのは街灯だ。月の沙漠のラクダを模したのだろう。街灯は全部コレだ。(電線等ジャマものが無いのを撮った。)

散歩しながら駅まで行ってみた。もの寂しい駅だった。(見にくいけど)駅名の横にもラクダ発見!

駅から海に向かっていく。小さな川沿いに進む。途中に「月の沙漠」を作詞した「加藤まさを」氏のレリーフと歌碑があった。(写真では歌詞が分からないね。)

その先に橋がかかり、その上を水着姿(海水浴客)が行ったり来たりしている。橋を渡るともう砂地で、その先に「月の沙漠記念像」があった。

「月の沙漠記念像」は、御宿が童謡「月の沙漠」誕生の舞台となったことを永遠に記念するため、昭和44年に建てられた。

像の前では、海水浴客が入れ替わり立ち替わり記念撮影をしており、私はビキニ姿の女性2人に頼まれ、シャッターを押してあげた。(「ヨロコンデ!」とは、もちろん言いません。)
像の近くには月の形をした歌碑もあった。

橋を挟んだ反対側には、「加藤まさを」氏(本来は画家)の功績を讃え、その作品を収集し、永久に保存すると共に、広く公開することを目的として「月の沙漠記念館」が建てられている。

表には「加藤まさを」氏の胸像があった。

館内に「町内には、一日3回月の沙漠のメロディーが流れる」という説明があった。土産物売り場には、御宿限定「らくだキティ」も。

とにもかくにも、御宿は、これでもかー!というくらいに「月の沙漠」の町だった。

ちなみに、その小さな川にはたくさんの鯉が泳いでいた。こんなに海に近いのに(200m位先は海)。「月の沙漠記念館」には「鯉の餌」も売っていた。何でだ?
地元の20歳の娘に言わせると「(私が)小さい時にもいたけど、その時より大きいし、増えた」ようだ。で「気持ち悪い」そうだ。まぁ、それはともかく「海」と「鯉」は合わないよな~。

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