因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2016年1月の観劇と句会

2016-01-05 | お知らせ

 みなさま、明けましておめでとうございます。31日から1日になっただけなのに、元旦というものは清々しく、新鮮な心持ちになりますね。
 今年も元気に明るく柔軟に、仕事、観劇、俳句に取り組んでまいります。どうかよろしくおつきあいくださいませ。

 まずは観劇の予定から。
PLAY/GROUNDCreation 『背信|ブルールーム』
  昨年10月に活動をはじめたばかりの「企画・創作ユニット」による翻訳劇2本連続上演。『ブルールーム』は3つの座組みが競演することもあり、なかなか予定が組みにくいタイムスケジュールなのだが、どうにか2本とも。今年もシアター風姿花伝で刺激的な舞台に出会える予感あり。
*劇団俳優座公演 №327 『城塞』
 安倍公房の作品に、俳優座気鋭の若手演出家である眞鍋卓嗣が挑む。劇団員にとって、今最も「演出されたい!」のが眞鍋氏である由。これはぜひにと!しかし上演期間中、夜の公演が2回しかないというのは。
新春浅草歌舞伎
 1月の東京は歌舞伎座、新橋演舞場、国立劇場、そして浅草公会堂の、何と首都四座で初芝居が見られるのだが、だいたい毎年1本でがまん。浅草歌舞伎(1,2,3,4)は、若い俳優さんたちが芸に励むことはもちろん、何とか公演を盛り上げ、一人でも多くの人に足を運んでもらおうと一座をあげて一生懸命な様子が嬉しく、元気が出る。昼の部観劇のあと、世田谷襤褸市に足をのばそうかと本気で思案中。
*新国立劇場演劇研修所第9期生修了公演 三好十郎作 『噛みついた娘』
 ここの修了公演はなかなか見ごたえあるとのうわさを聞く。ここのところ三好十郎作品との幸福な出会いが続いている。こういうことはご縁と思い、
マキーフン 『胎内』 にも足を運べたらと思う。
*阿佐ヶ谷Picasso第1回公演『壊れたガラス』(註:おけぴネットのサイトのリンクです)@阿佐ヶ谷アルシェ
 演劇集団円の俳優、演出家である立川光貴と、小劇場界の仕掛け人として7つの小劇場を生み出した岩崎直人がタッグを組んだ新ユニットの旗揚げ公演である。
*二兎社 『書く女』
 寺島しのぶが樋口一葉を演じた初演の舞台を楽しんだのは、もう10年も前になるのか・・・と呆然として、チケットを予約しそびれて年が明けてしまった。大変な人気公演らしいのだが、どういうわけかアクションが起こせない。

 句会の予定と兼題以下の通り。
*かさゝぎ勉強会 伊藤伊那男・銀漢俳句会主宰のご著書「漂泊の俳人 井上井月」をテキストに3句選とその批評の発表を行う。実は本日が開催日だったが、自分は帰省中のため欠席。お世話役の方の選評をお届けした。井月のことをもっと知りたい。
*本部句会 「松明」(まつあけ)、「初天神」
*演劇人句会 「女正月」、「柊挿す」
*金星句会 「冬桜」、「小正月」

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