草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

金融利権のための規制緩和でなく今こそ公共事業を!

2012年11月19日 | 思想家

 今回の総選挙の争点は、財務省と結託した金融利権の勢力に対して、ノーを言えるかどうかなのである。中野剛志や柴山桂太といった若手の経済学者は、その辺をしっかり見抜いている。自分たちを異端視しているが、かれらこそ正統派ではなかろうか。『グローバル恐慌の真相』のなかで、新自由主義の先進国であるアメリカの例を引きながら、柴山が「金融につながっている一部の金融階級が利権を得ているんです」と述べると、中野も「そういう意味では、学者とか知識人って罪深いなと思う。今のそういう国民を不幸にするような流れを、逆にもてはやすように、偉そうな理屈をつけて言うんですよね」と日本のインテリを槍玉に挙げている。その流れに便乗して、公共事業を悪者に仕立て上げたのが民主党である。そして、結局は財務省の言いなりになって、金融利権の推進役を買って出ているのだ。中野も指摘しているように、民主党政権が発足したばかりのときはバラマキをやった。しかし、その失敗が明らかになると、構造改革路線一辺倒なのである。財政再建にこだわるのも、そのせいだ。これに対して、自民党の安倍晋三総裁は積極財政を主張している。中野の「老朽化した橋や道路や下水道が山ほどある。被災地の復興もあるし、日本全国、耐震強化や水害対策、やらなきゃいけないことはいっぱいあるじゃないか」との考えは正論である、今こそ公共事業なのであり、頼みの綱は自民党なのである。


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「日本人の魂の防波堤」となっているのがネット言論だ!

2012年11月19日 | 政局

 いよいよ総選挙ムードが高まってきたが、注目されるべきは、ネットとマスコミのどちらに軍配が上がるかだ。民主党を解散総選挙に追い込んだのは、ネット言論であったが、思うがままに政治を動かしてきたマスコミからすれば、何が何でも民主党を勝たせたいというのが見え見えである。先日の党首討論で、野田佳彦首相が安倍晋三総裁を圧倒したかのような印象操作をしたのも、その一つだろう。しかし、確実にネットで情報を集める層は増えている。マスコミの影響力は少しづつ失われてきているのだ。民主党のマニフェストに騙されて、国民が間違った選択したことで、日本は取り返しがつかないことになってしまった。ここで自民党が単独過半数を制し、安定した保守政権を樹立しなければ、日本は滅びるしかないのである。三島由紀夫は『文化防衛論』のなかで、行政権のなかにサヨクが紛れ込む危険性を警告していた。「国家支配機構はこれを一朝一夕にくつがえすよりも、一年、ないしは二年の歳月をかけて下部から侵蝕し、国民生活表面上を動かさないままに、徐々に行政機構の下部から改めていくことが賢明なことは勿論である」と危惧していた。民主党政権の場合は、行政権の一部ではなく、丸ごとサヨクが権力を手にしたのである。さらに、三島は「戦いはただ一回であるべきだ」とも述べていたが、それが今回の総選挙なのであり、「われわれ一人一人の日本人の魂の防波堤」になっているのがネット言論!なのである。


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