草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

病魔と闘う81歳の母の傍らにて 5首

2012年11月04日 | 短歌

すべもなく突っ立っている我なりしたらちねの母病に伏して

ひもじさに肩寄せ合いしあの頃の母の元気を励みにせしが

かなしきは予科練崩れ夭折す夫の分も働きし母

優しさの瞳なりせば許されしこの世に母はただ一人なり

若かりし母の呼ぶ声こだまする昭和の御世は遥か遠くに

 
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真正保守をこきおろすのは橋下徹に国家観がないからだ!

2012年11月04日 | 政局

 日本維新の会を名乗っている橋下徹が、こともあろうに真正保守のたちあがれ日本をこきおろす。橋下は保守とは無縁な政治家なのだろう。三島由紀夫は林房雄の「青年」という小説を論評したなかで、「もっとも保守的な思想に開化の力が、もっとも進歩的な思想に保守の陰が含まれるという歴史のアイロニーが忘られていない」と書いていた。政治的なダイナミズムとは、そうしたアイロニーを生みだすのである。若き日の伊藤博文がヨーロッパから日本に戻ってきて、攘夷の不可能なことを説く。それまでは夷人へのテロを公言していた人間が、態度を一変させたのである。それと同じように、真正保守と呼ばれる人たちも、頑固一徹なわけではない。目の前の危機に備えて、日本という国柄を守り育てようというのだ。むやみに国を開くことに反対するのは、これまで日本が培ってきた文化とか伝統を尊重するからだ。いかなる政治権力からも離れて、超然としているのが日本の国柄なのである。日本人にとっては、そこに回帰することで新たなエネルギーを生み出し、明治維新のような功業を成し遂げる原動力となってきたのである。天皇親政に戻ることを叫んでいた勢力が、必要に迫られて国を開いたのである。今の段階で諸手を挙げてTPPに賛成するようでは、保守とは無縁な薄っぺらな進歩派でしかない。後悔するのは目に見えている。国家として身構えるときは真正保守でいいのであり、政治的なダイナミズムのなかで、試行錯誤を繰り返せばいいのである。


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