草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

一番信用できないのは言葉が売買されるマスコミの世界だ!

2012年11月06日 | マスコミ評

 マスコミが信用できないのは、それで金をもらっている人が、喋ったり書いたりしているからだ。その点を鋭く突いたのが、山本夏彦であった。山本は「言葉は売買されて久しいというより、売買されない言論はなくなってしまった。新聞雑誌で、またテレビ、ラジオで語れば金をくれる。くれれば、くれた人が言わせたいだろうことを、察して言うしかない。各界名士は、毎日それを言うから名士なのである」(『編集兼発行人』)と書いている。まさしくそのものずばりではないか。これに対して、自費出版しても、立って街頭演説しても、売買されない言論は信用されてこなかったのである。大新聞やテレビの言うことであれば、それだけで信じてしまうのが大衆であったのだ。なぜ過去形を使うかと言うと、事情が少しばかり変わりつつあるからだ。いうまでもなくネットの出現である。ブログの書き手全てに金を渡すことは不可能だから、売買されない言論が一定の力を持ち始めているのだ。だからこそ、マスコミがこぞって民主党政権を擁護しても、それを批判するネット言論によって、野田佳彦首相などは物笑いの種になっているのだ。今のような不況の時代にあっては、一番の金の出所は国である。媚びなければ金がもらえないのだから、テレビに出るコメンテーターなどは、ギャラを目当てに尾っぽを振るのである。それをまず念頭に置いて、マスコミと接するべきだろう。公正中立はあくまでも表向きでしかなく、山本が書いている通りで、全ては金次第なのである。


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自民党復調の背景にあるのは20代の若者からの支持だ!

2012年11月06日 | 政局

 今月3、4の両日行われた産経とFNNの世論調査によると、20代で圧倒的な支持を獲得していいはずの日本維新の会は、その年代での次期衆議院選の比例の投票先では、自民党の男性24・2%、女性22・2%と比べて、男性12・1%、女性12・7%にとどまった。ネットを日頃愛好している若者は、テレビや大新聞の影響を受けずに、冷静な見方をしているようで、情報強者ならではの判断ではなかろうか。それと同時に、サヨクやリベラルであることがステータスであった時代は、とっくの昔に終わっているのである。ここで忘れてはならないのは、民主党政権のへの不信感ではなかろうか。自民党は国土強靭化などによって、新たな雇用を創出しようとしている。バラマキよりも成長を中心にした経済政策である。守りよりも攻めに徹しようとしている。その点で、20代の若者に高く評価されるのではないかと思う。今日本がすべきは、外国に対しては国家として身構えることであり、国内においては活力ある経済社会を取り戻すことだ。大方の国民はそれを知っており、一日も早い総選挙によって、本来のコースから外れてしまった日本を、正常なコースに引き戻すことを願っている。しかし、それを妨げているのが、居直りを続ける民主党政権なのである。マスコミは民主党政権の実現に手を貸した過ちを反省せず、今度は第三極を触れ回っているが、それにソッポを向く20代の若者の登場は、これからの日本にとって心強い限りだ。


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