ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

372号に伝の助のモニュメント

2010年12月25日 04時58分57秒 | Weblog
 24日(金)、加東市松尾の国道372号線社バイパス交差点で開通式が行われました。372号線のバイパス工事のうち、旧国道175号線と交わる松尾交叉点から現国道175号線までの田中工区間が完成し、これによって社バイパスの全線が開通しました。まだ河高野村工区の工事が残っていますが、加東大橋、JR加古川線の跨線橋などの大きな工事を含んでおり、24年度の完成をめざして工事が進められています。
 さて、372号線は千年以上の歴史をもつ、昔からの街道です。都と播磨、西国を結ぶ幹線道路でした。源平合戦の頃には義経や弁慶が駆け抜けた道であり、近世では西国巡礼の道、そして、阪神淡路大震災では迂回路として、時代を超えて重要な役割を果たしてきました。社の市街地を抜けていたために交通渋滞を引き起こしていましたが、このバイパス工事によって解消されることになるでしょう。物流や観光といった面で東西交通の要ともなっていくはずです。
 松尾交叉点には信号も設置されました。その交叉点にポケットパークが設けられ、加東市のゆるキャラ、加東伝の助くんが写真のようにモニュメントとなって敷かれています。新しい道の開通によって人、物、文化の新しい流れがつくられます。その一角で伝の助くんが迎えてくれることになります。
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